mukawa
北海道旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部苫小牧地区
鵡川駅■北海道勇払郡むかわ町末広2番1号
日高線運輸営業所(静内駅)管理の無人駅

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 日高線の鉄道区間とバス代行区間の連接点的な駅でした。2021年4月からは終点になりました。駅施設は1987年に完成した「むかわ交通ターミナル」という公共施設に組み込まれていて、駅前から発着する路線バスの待合室機能も併せ持っています。

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 駅前はご覧の通りで宅地が広がっているっぽいですが、少し歩くと鵡川町のメインストリートに出て、セイコーマート(コンビニ)やカネダイ大野商店(シシャモで有名・ご当地入場券発売箇所だった)、道の駅(浴場があり、ここもご当地入場券発売箇所でした)があります。

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 そして駅前ロータリーには時計台を兼ねたモニュメントがあります。

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 「あなたとの出会いを大切にします」とあります。

 交通ターミナルということもあって、当駅からは路線バスも発着しています。
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 手前からあつまバス、道南バス、町営バスとバス停が並んでいます。このうちあつまバスの厚真行きバスは平日(月~金)のみで7時台と17時台に1本ずつあるだけで、それ以外の時間帯と土曜・休日の運転はありません。また、この厚真行きのバスは浜厚真駅発売のご当地入場券が販売されていた観光協会最寄りバス停(本郷団地前)は通りません。

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 一方、道南バスは苫小牧から静内、平取方面と当駅から穂別方面へのバス路線を設定しています。

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 道南バスさんは運転者募集の告知まであり、かなり詳しくプロセスが記された案内は興味深いことこの上ありません。

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 「町営バス」とだけ書かれた謎のバス停。。。これはむかわ町が設定しているコミュニティバスで、公式サイトの時刻表を見ると、バス停留場が数個単位でひとくくりにされていて「〇時〇〇分~〇時〇〇分」と大まかな通過予定時刻が記されていて、一般的なバス・鉄道の時刻表にような「〇時〇〇分発」としたきっちりと決まった表示にはなっていません。とはいえ当駅のバス停だとその大まかな時刻表示すらしていないので、これだけではいつバスがやってくるか不明瞭。。。「利用者はスマホで時刻を調べろ」と言うわけじゃないでしょうけど。

 バス乗り場はこれら3事業者だけではありません。
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 駅舎正面には日高線の列車代行バスが発着していました。画像のバスは静内行きの代行バスです。

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 列車代行バスの鵡川~静内区間は様々な事業者さんの車両が充当されているようです。

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 代行バス区間の各駅に貼付されているバス乗り場の案内です。

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 待合室はこんな感じで椅子が多めに並んでいます。

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 かつては窓口営業があったようですが、現座は閉鎖されています。

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 駅舎内には北海道日本ハムファイターズむかわ後援会の案内告知があります。ファンクラブ代金込みで4300円。地元の皆さんはぜひどうぞ。

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 当駅のわがまちご当地入場券は駅ではなく、至近距離の「カネダイ大野商店」か「道の駅むかわ四季の館」で販売していました。距離的にはカネダイ大野商店さんのほうが近いですが、営業時間は道の駅の方が長く、また時間が許せば道の駅では入浴も楽しめますよ。

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 列車は1日8本が設定されています。

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 当駅からの苫小牧行き列車はオトナの事情により全て駅舎に接していない2番線ホームから発車します。

 これは当駅の浜田浦駅方の切替ポイントが常に2番線側を定位にバネで固定されていて、列車が苫小牧方面から進入してくる際は必ず2番線に入るようになっているからによります。列車設定本数が少なく、設備投資を躊躇したくなるローカル線ならではのオトナの事情が透けて見え隠れします。

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 構内には保線基地の事務所が設けられています。

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 駅舎から見たホーム構内の様子です。前述の理由・事情から苫小牧行き列車は少し離れた2番線から発車します。なので1番線側は除雪されずにそのまんま。。。

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 こちらは2番線ホームから静内方面を見た図です。ずっと赤を灯しているものの、出発信号機は生きています。これが青を現示する日は来るのでしょうか。

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 構内踏切の警報機には代行バスの案内看板が大きく掲げられています。

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 構内は単線上の2面2線ですが、現在苫小牧駅~当駅までしか運行をしていないので、実質的には1面1線状態といってもいい状態です。

 2001年に撮影したもの↓ 
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 2001年11月撮影の様子。現在は使われていない1番線ホームから発車する苫小牧行き普通列車のキハ40-356です。
<当駅→汐見駅間の踏切施設>
・(30k150m)当駅
・(30k813m)鵡川大踏切

・(30k924m
八線道路踏切
・(31k000m
付近オイルカ踏切
・(31k510m)鵡川北裏踏切
・(33k561m)チンタ浜踏切
・(34k501m)汐見駅踏切
・(34k510m)汐見駅
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
隣の駅@日高線
上り:浜田浦駅■4.3km
下り:汐見駅■4.0km

※訪問日:2001年11月12日,2018年2月17日など
 JR北海道わがまちご当地入場券購入日:2017年10月22日(No.2093)