愛知環状鉄道株式会社 運輸部営業課
中岡崎駅(03)愛知県岡崎市八帖町字往環通り
終日有人駅
🆋TOICAの駅
名鉄名古屋本線との乗換駅で、岡崎市民の憩いの場・岡崎公園の最寄り駅でもあります。
当駅から名鉄の岡崎公園前駅までの距離はこの近さ。どうして同じ駅名にしないんだというほどに近いです。これは名鉄が1926年に岡崎公園前駅を設置し、愛環の当駅はだいぶあとの1976年に旧国鉄の手によって設置されていることによるのかも知れません。
これが当時の国鉄ではなく名鉄さんと仲が良い事業者さんによって当駅が設置されたならこんな感じにはならず小田急が地下へ潜る以前の下北沢駅のように利便性が高いのりかえ通路を設けた駅にしているんじゃないかなと邪推してみる。どう考えても愛環のホームから階段等で名鉄の通路へ直結しちゃえば改札口は新鎌ケ谷駅の北総と新京成のようにひとつで済むわけですし。。。とないものねだりをしても仕方はありませんが。。。愛環によって設置された瀬戸市駅も名鉄の新瀬戸駅に名称を揃えてないことからこの両社はそれほど仲良しじゃないのかな???
こちらは住宅が広がっている西側の出入口です。こちら側からだと当駅の構造がよくわかります。
1階レベルが地上となっていて、2階に改札コンコースやきっぷうりばがあります。どうして2階に改札があるのかと言うとこの駅が小さな名称知らずの川の上に設けられていることによります。川は埋め立て暗渠(あんきょ)にしてその上に構造物を設置させることにはせずに橋脚を構築し改札フロアと線路を高い位置へ設置させることにしたようです。建物の下に空間があり、そこの前に自転車が停められているのが判ります。
名鉄の駅へ向かう人のためにいちいち階段を昇り降りして愛環の改札前を通らなくてもいいように人道橋があるのですが、その脇にある看板の文言がとてもシュール。「鍵をかけましょう」ではない係員さんの心の叫びが。。。
こちら西口はNHK連続テレビ小説『純情きらり』の舞台?になったことをアピールするモニュメントが点在していて、八丁味噌の見学コースもあったりします。
そのほかに桜の名所で徳川家康に関係している岡崎城がある岡崎公園など、当駅の周辺は意外と観光要素満載な場所だったりします。
改札口には自動改札機が並んでいます。係員は始発から終電まで終日配置です。
当駅の運賃表です。金山・尾頭橋・名古屋までは岡崎乗り換えで850円、千種は910円、大曾根までは1,000円と表示があります。
券売機の脇には物産品が陳列されているショーケースがあります。
駅構内はご覧の通り。画像左側は愛環移管後に増設された1番線、右側は1970年に旧国鉄岡多線として開業したときから使用している2番線。よく見るとホームのつくりが異なっているのがわかります。また1番線ホームは2番線よりも短かったりします。
1番線に到着した列車の撮影をしようと思っていたところ、2両編成であっても先頭車両の停止位置が高蔵寺駅方のホームギリギリとなっているため先頭部を撮影することは出来ませんでした。
ホーム上の鉄道電話箱には当駅の距離程・3k400mが記されています。
ホームの下にはひっそりと停車場中心標柱が設置されています。
隣の駅@愛知環状鉄道線(岡多線)
上り:六名駅(02)1.7km
下り:北岡崎駅(04)1.9km
※訪問日:2017年5月21日,2020年9月17日
名鉄岡崎公園駅はこんな感じ
名古屋鉄道名古屋本線の当駅は各駅に停車する普通列車のみが停車する静かな駅です。2005年開催の愛・地球博(愛知万博)期間中は一部の優等種別列車が当駅に停車するサービスもあったようですが。。。名鉄線で名鉄名古屋駅までは680円、金山駅乗り換えで大曽根駅までは820円となっています。いずれも中岡崎駅から岡崎駅でJR線へ乗り換えた場合よりも割安となっています。
愛環の中岡崎駅から見た名鉄・岡崎公園前駅はこんな感じです。
ホームの名古屋寄りに階段があり、下って通路を僅かに歩くと改札口があるシンプル構造。ホーム上屋は階段通路に繋がっておらず微妙な設計になっている点が名鉄クオリティ?