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北海道旅客鉄道株式会社 函館支社
熱郛駅S29北海道寿都郡黒松内町字白井川
長万部駅管理の無人駅

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 黒松内町熱郛地区にある駅です。建物中心部の三角屋根の形状がとても面白いですな。

 この建物は隣の目名駅同様、地元自治体が設置し、一部を地元住民の交流施設として作ったという「体裁」になっています。
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 後述する「以前の様子」で述べますが、この建物も目名駅と同じく地元コミュニティ施設部分と駅待合室部分がカーテンで仕切ることが可能でしたが、現在はそのカーテンが撤去されています。

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 そういう点から、鉄道設備としての建物は↑画像の三角屋根より手前側のみで、三角屋根部分を含む向こう側は「熱郛ホール」施設と区分けがなされている模様です。

 なので↑画像の手前側躯体に正面出入り口とは別個に街側と線路側一つずつ出入り口の扉が設けられていて、その脇にはJR北海道設置の財産標が貼付されています。
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 これによれば1990(平成2)年12月に鉄道駅舎として竣工したことになっています。

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 こちらはホーム側から見た駅舎です。建物の三角屋根から右側が駅舎ゾーン。その駅舎ゾーンの右側(の字の左側)はトイレの扉、その隣の扉は待合室ゾーンへの扉となっています。
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 当駅前の様子はこちら。駅前の道を直進すると国道に出て道の駅くろまつないへは徒歩でおよそ15分程度です。

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 しばらく歩くとご覧のような看板が見え、その先に道の駅があります。

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 この道路標識が目印。営業時間内の食事に適した時間帯には焼き上がったピザの香りに吸い寄せられるようにどんどんと自動車が駐車場目掛けて集まってきます。

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 ここは道の駅くろまつない。パンとピザが名物で、オープン前にはそれを求めて行列ができるほどです。JR北海道わがまちご当地入場券はこの道の駅のベーカリーレジで販売しています。道の駅の開店時間直後はそのベーカリーに焼きたてパンを求める客で行列ができます。ご当地入場券ご希望の人もパンを選んでその会計と一緒にご当地入場券も希望である旨を伝えてもOKです。

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 当駅のご当地入場券にデザインされているスタンプは道の駅くろまつないのベーカリーレジに申し出れば貸し出していただけます。貸し出し制のお陰でスタンプの状態はすこぶる良く、綺麗に押すことができます。

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 当駅は隣接の目名駅・二股駅同様、運行列車が絞られた長万部駅~蘭越駅間にあってても少なく、午前中に限れば1往復しかありません。また午後もご当地入場券目的で13時台に下車すると次の列車は小樽方面へ17時台、長万部方面だと18時台まで列車がありません。
 ご当地入場券を販売している道の駅は9時00分~18時00分の営業となっていますが、11月から翌年3月までは9時00分~17時00分までと営業時間が短縮されてしまいます。長万部方面から17時09分の列車でやってきて、18時01分の列車で撤収を考えてる皆さん、11月から3月まではこの時間では道の駅は営業していません。

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 構内は跨線橋といった設備はなく、待合室付近から構内踏切の横断となります。

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 中線があるように見えますが、、、
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 倶知安方にしか線路は繋がっておらず、長万部方は行き止まりになっています。車両留置に使うつもりだったのでしょうか?!

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 待合室内には構内図が貼ってあります。1番線と2番線に明確な方面別の使い分けがあるわけではないようです。

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 そんな当駅は単線上の2面2線となっています。

 2007年訪問時の様子です 
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 駅ナンバリングのシールが貼付される以前の駅名表です。看板そのものは2018年訪問時のものと同じで、単純にシールを貼っただけということがわかります。といっても10年以上経過していることから、劣化していることもわかりますな。

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 画像を良くご覧ください。左側に小さく「熱郛駅」と書かれていますのがおわかりになりますでしょうか。当駅の建物は熱郛エリアのランドマークとして「熱郛ホール」を名乗っています。駅の待合室はその一角。2007年訪問当時、建物内にはアコーデオンカーテンがあって、このカーテンが「熱郛ホール」と「熱郛駅待合室」を仕切る境界線だったりしたようです。
 
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 2007年の訪問時はこのようなショーケースが設置されていて、誰が持ち寄ったのかわからない品々が陳列されていました。このショーケースは現在は撤去されています。

 当駅は函館方から見て函館支社エリア最後の駅で、隣の目名駅からが本社エリアとなります。
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 構内は2面2線で上下線の間に中線もあったゴージャス配線。1番線は上下いずれにも出発信号を持っています。その設備を利用して長万部6:12発の小樽行きの後部編成が折り返すかたちで当駅始発の長万部行きが設定されていました(2012年1月現在)。
<当駅→目名駅間の踏切施設>
・(140k680m)当駅
140.4km
・(147k637m)上目名駅跡
・(148k509m)開拓踏切
・(152k186m)田下第2踏切
・(155k876m)相生第1踏切
・(156k100m)目名駅
155.8km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
隣の駅@函館線
上り:黒松内駅S308.1km
下り:目名駅S2815.4km

※訪問日:2007年1月13日,2018年5月6日
 JR北海道わがまちご当地入場券購入日:2018年5月6日(No.2400)
 JR北海道北の大地の入場券購入日:2020年10月22日(No.2153)