北海道旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部苫小牧地区
西様似駅■北海道様似郡様似町西町
静内駅管理の無人駅
※2015年1月の高波被害により鉄道運行休止→2021年3月31日で営業終了、閉駅しました
令和2(2020)年6月訪問時の様子です
旧駅舎の基礎土台上に貨物列車用車掌車両だったものを待合室として設置している駅でした。
塗装は2003年8月に地元中学校美術部のメンバーさんによるものと壁面に記録が残っていました。2003年に中学3年だったとしたら1987年度のお生まれで、今回の当方当駅訪問日(2020年6月)時点でおよそ33歳になられておられる皆さんということになったのでしょう。
※該当者さん、ぜひコメントください。
駅前は広場だったとみられる付近が砂利敷きで、その先は舗装路。少し進むと国道336号。そこには当駅の代行バスとジェイ・アール北海道バスの西町停留場があります(後述)。
駅前の左右は材木資材置き場になっていて、時間帯によってはフォークリフト車が忙しく行き来していました。
日高線の一部の駅や札沼線末端部の一部の駅で見られた駅頭看板。当駅にも設置がありました。
建物内部です。
避難経路を示す看板です。当駅は海岸が近いので、知っておいて損はないかと。
駅舎の裏側です。表面とは異なるデザインでした。
ホームの苫小牧方には視差歓呼確認の標識があります。当駅が木材搬出で賑わっていた時の痕跡でしょうか。
ホームは片面1面1線の単純構造ですが、明らかにかつて1面2線だったことが伺えました。
ホームは砂利敷きで、ホームと待合室の間は草が生えていますが、とはいえボーボーに生い茂っているわけでもなく、列車運行が休止されてはいますがしっかりと手入れが行われていることが伺い知れます。
線路の向こう側は原野です。ここもかつては貨物取り扱いで賑わっていたのでしょうか。
名所案内です。観音山(徒歩10分)は前述の緊急避難場所に指定されている高台にあります。
代行バス乗り場は2015年の運行開始時は当駅前付近でしたが、2016年3月からは国道336号沿いに移設されていて、当駅前までは入ってきません。
代行バスの停留場はジェイ・アール北海道バスの西町バス停と同じ場所にあり、駅前よりも賑わっています。
様似(ジェイ・アール北海道バス的にはえりも)方面バス停にはこのような屋根付き待合スペースがあります。