東日本旅客鉄道株式会社 東北本部
新田駅■宮城県登米市迫町新田字狼ノ欠92番地
小牛田駅管理の無人駅
※平成31(2019)年3月までは小牛田駅管理の業務委託駅(委託先:JR東日本東北総合サービス株式会社)
平成30(2018)年1月訪問時の様子です
泣く子も黙る木造駅舎が良い味出している駅でしたが、平成30(2018)年12月に解体され、この画像の建物は現存していません。
駅舎正面の看板の右側には伊豆沼で見ることができる(らしい)野鳥が描かれていました。
駅を背中に駅前の様子を…奥行きがないのは宅地が迫っているからだったりします。
駅目の前のタクシー業者さんの横から通りを撮影した図はこんな感じ。
当駅のトイレは自治体設置のもので駅の外に設けられています。上手に設計されていて同じ建物ですが駅構内側と駅前広場側で仕切られています。
駅前の公衆トイレ前には「追町民憲章」の看板が…追町(はさまちょう)は2005年まで存在していた登米郡の自治体で、現在は周辺自治体と広域合併して登米市を構成しています。憲章はかなり昔に制定されたのでしょうか。文字は経年劣化でかすれて読みづらいものの、崇高な理念を感じさせる理想が掲げられていてとても興味深いです。
余談ですが当駅が所在している登米市には立派な「市歌」が制定されています。
ご丁寧に公式サイト上に歌詞だけじゃなく様々な種類の楽器を用いたバージョンごとの伴奏や合唱の音声データがアップされている力の入れよう。さすが「かおり高い文化を育てます」と憲章に掲げる迫町のDNAが息づいているだけのことはあります。
そんな駅前には狭いながらも広場があり、そこには大中小と順番に、また等間隔でバス停が3つ設置されています。それぞれが虎柄のロープで括りつけられている様子はまるで手を繋いでいるように見ます(個人の感想です)。
ミヤコーバスの時刻表を見ると、行き先は高校のようで、利用者層がなんとなくわかりますね。
こちらは隣接している栗原市が設定する市民バスのバス停。路線名称がそのものズバリ「横須賀線」だからなのか、バス停のカラーリングがどことなくJR横須賀線っぽく見えるのは私だけ?!
当駅の由来が記された案内看板が駅前に設置されています。
駅舎の中です。きっぷうりば窓口は7時10分から16時30分まで営業していました。
一部時間帯は窓口を閉鎖することもあるようでした。
券売機の頭上にあるのはきっぷ運賃表。
例によって当駅から仙石線各駅までの運賃がとても面白いことになっています(松島駅分岐マジック)。
待合室内には「旅は東北へ」と称したパンフレット置きがありました。
待合室のホーム側の様子です。いわゆる「改札口」の風情はありませんが、列車発着時は係員が出てきて改札・集札・清算業務をしています。
跨線橋から仙台駅方向を見た図です。
2番線側待合室壁面には「絵入り駅名標」があります。
ホーム上にある「駅長おすすめ観光マップ」によると。。。
隣の石越駅からかつて分岐していた路線を強引に消しているのがわかります。
構内は複線上の2面2線。旧2番線は廃止されていて現在は使われていません。
<当駅→石越駅間の踏切施設>隣の駅@東北線
・(416k090m)当駅416.2km
・(416k486m)唐木沢踏切
・(417k363m)荒木堤踏切
・(419k313m)大和田踏切
・(421k328m)第2本吉街道踏切
・(422k269m)板倉踏切
・(423k460m)石越駅423.5km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:梅ケ沢駅■4.7km
下り:石越駅■7.3km
※訪問日:2018年1月3日
※漢字の書きが同じな新田(しんでん)駅@奈良線はこちら↓