西日本旅客鉄道株式会社 金沢支社
能町駅■富山県高岡市能町1438番地
北陸広域鉄道部管理の無人駅
立派な木造駅舎を持つ無人駅です。JR化以前の旧国鉄末期・昭和60(1985)年4月から駅係員の配置が無くなり、旅客営業的には無人駅となっています。一見するとJR貨物の運転関係社員が詰めているのかなと思いきや、それも自動化により配置は無いようです。
駅の外の様子です。いきなりアパート(蒼竜マンション)があり、駅周囲は住宅が広がっています。といっても当駅の1日平均利用者数はコロナ以前の平成31/令和元(2019)年の数値で200人に満たないので、当駅の存在感の薄さがよくわかります。
建物の内部の様子です。もともとは有人駅であり、窓口の跡があります。窓口は塞がれていて、代替手段として自動券売機が設けられています。
自動券売機に掲げられている運賃表です。これによれば氷見線内の高岡駅までは190円、同じJR線内の新高岡駅までも同額の190円ですが、そこから先のあいの風とやま鉄道線に入ると運賃は跳ね上がり越中大門駅までは320円、富山駅までは550円となります。ちなみに新高岡駅で北陸新幹線に乗り換えると富山駅までは510円、金沢駅までは860円ですが、新幹線なので別途特急料金が必要です。
列車時刻表です。朝夕を中心に比較的本数は多く設定されています。
ホームから乗り場までの図です。
のりばと駅舎は構内踏切で結ばれています。
構内踏切からホームを見た図です。
ホーム上には滑り止めのマットが敷かれています。
ホームの高岡方です。途中でフェンスが設けられていて、その先へ進むことはできませんがホームの有効長は長いです。
旅客線的当駅構内は単線上の1面2線です。その他に複数の側線があり、新湊線を行き来する貨物列車が使用するようです。
当駅からほど近い場所に万葉線の新能町駅があります。
JR線の能町駅は「nomachi」ですが、万葉線の新能町駅は「Shinnoumachi」となっています。
万葉線新能町駅ホームに掲げられているJR線能町駅への案内図です。500メートルと徒歩圏であることがよくわかる図ですが、、、
ん?「JR Hime Line」ってなんだ?!(正しくはHimi Lineです)
万葉線は道路併用起動を用いて走る路線です。新能町駅から高岡駅まではJR線よりも少し割高な250円ですが、万葉線は1時間当たりほぼ4本が確保されていて利便性が高いです。JR能町駅が周囲の宅地化の割に使用者数が少ないのはこれが原因?!
列車回数が多い万葉線は意外と利用者が多く、またこまめに停留場が設けられていて活気にあふれているように感じます(個人の感想です)。
<当駅→伏木駅間の踏切施設>隣の駅@氷見線
・(4k100m)当駅4.1km
・(4k241m)高岡往来踏切(新湊線と共用)
・(未確認)十条踏切
・(未確認)串岡踏切
・(未確認)東亜合成踏切
・(7k116m)新島踏切
・(7k310m)伏木駅7.3km
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上り:越中中川駅■2.4km
下り:伏木駅■3.2km
<当駅→高岡貨物駅間の踏切施設>隣の駅@新湊線
・(0k000m)当駅0.0km
・(0k991m)高岡往来踏切(氷見線と共用)
・(1k205m)荻伏踏切
・(1k900m付近)高岡貨物駅1.9km
・(2k052m)第一吉久踏切
・(2k303m付近)線路終端
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:(起点駅)全線1.9km
下り:高岡貨物駅■1.9km
※訪問日:2022年4月8日