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北海道旅客鉄道株式会社 釧路支社釧路地区
落石駅■北海道根室市落石東
根室駅管理の無人駅

 令和6(2024)年1月訪問時の様子です。 
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 1920(大正9)年に開業した駅です。両隣の駅と比べて立派な駅舎です。白亜の塗装がとてもキレイですが、建物そのものは相当古い木造駅舎です。もともとは左右に広い駅舎だったようですが、貨物取り扱いが1984年に廃止されると留萌線藤山駅のように不要部分は減築撤去され現在のような乗客待合室と除雪要員控え室のみのシンプルな構造へ改築されて現在に至っているようです。


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 駅の外の様子です。少し歩くと道道142号根室浜中釧路線に突き当たります。付近には根室市立落石義務教育学校(以前の落石小学校と同中学校を統合させて令和6年春に開校)があります。飲食物を調達できる商店は駅付近ではなく3キロ程度離れた落石港付近となっていています。落石港へのバスはあるものの落石駅前バス停からは13時台と16時台にか設定がなく、この時間だと午前にのみ設定されている落石ネイチャークルーズの出向時間には間に合いませんな。

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 建物の出入口頭上には根室市の家屋調査済証が貼付されています。表記の数字が「60-0690」とあるのは昭和60年の調査であることを示しているのでしょうか。


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 建物正面出入口にはゴミの持ち帰りに感謝する貼り紙が貼付されています。当駅にはゴミ箱の設置はありません。

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 運賃表です。根室市内の根室駅までは440円、釧路駅までは2,410円となっています。なお、根室交通の落石駅前から根室市民病院(JR根室駅まで徒歩20分)までの運賃は1,040円となっており、JRの運賃率の低廉さが際立っています。

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 建物内部の待合室です。

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 駅建物のホーム側にはひらがなで駅名が記されています。

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 無人駅につきホームから駅の外へは建物内部を通ることなく出入りが可能な構造になっています。

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 2番線ホームへは昆布盛方にある構内踏切を横断します。

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 2番線ホームから根室方向を見ます。

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 構内は単線上の2面2線です。行き違い可能な駅となっていますが、定時ダイヤにおける定期列車で当駅で行き違いを実施する列車はありません(令和6年1月現在)。

 以前訪問時の様子です 
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 平成13(2001)年、列車の車窓から撮影した駅名標です。

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 以前は貨物取り扱いがあっただけに広々とした構内です。

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 構内は単線上の2面2線。日本最東端の行き違い設備を持つ駅ですが、2017年ダイヤでは当駅で行き違いを行う列車は設定されていないようで、厚床駅のように用途廃止で撤去されてしまう可能性も秘めています。
<当駅→昆布盛駅間の踏切施設>
・(427k310m)当駅
424.8km
・(430k554m)白鳥踏切
・(431k302m)昆布盛踏切
・(431k302m)昆布盛駅
428.8km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
隣の駅@根室線
上り:別当賀駅■10.3km
下り:昆布盛駅■4.0km

※訪問日:2007年2月15日,2024年1月19日