北海道旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部苫小牧地区
荻伏駅■北海道浦河郡浦河町荻伏町元浦河
静内駅管理の無人駅
※2015年1月の高波被害により鉄道運行休止中・バスによる代行運転ののち、2021年3月31日で閉駅しました
カラフルなイラストが壁面を飾っている貨物列車向け車掌車両改造建物の駅でした。
駅前は広場になっていました。
木材の運び出しで貨物の取り扱いが活発だった名残りなのか、駅の周囲には倉庫や木材の事務所がチラホラあります。そういう歴史があるからなのか、絵笛駅と異なり周囲は意外と賑やかな印象です。
駅に隣接してトイレが設けられています。
建物には駅名がしっかりと刻まれています。
駅頭には駅名を記した看板が設置されていました。
建物内はこのように椅子が並んでいました。
2011年頃までは簡易委託係員さんによる乗車券類の発売が行われていた窓口跡がありました。
近隣避難場所は概ね徒歩10分程度となっていました。
ホームから駅舎裏を見た図です。
ホームと待合室建物の間には数本の線路が並んでいたことを伺わせる空間があります。
ホームは1面1線。行き違い設備は1993年に撤去されています。
行き違い設備は撤去されていますが、待合室建物には乗車券類の委託販売係員向けとみられるテレビアンテナがあり、これは撤去されずに現在も残っています。と言ってもこのアンテナは地上アナログ放送のもの。アナログ放送は2011年7月に停波していて、このアンテナでは地上デジタルテレビは受信できません(当ブログ筆者はテレビ関連勤務なのでちょっと詳しいです)。
当駅で乗車券類の委託販売が行われていた時代に担当者さんがテレビを見ながら仕事をしていたのかなと邪推してみたり・・・地上アナログ放送の停波は2011年7月なので、ここが地デジ対応をしていないということは、乗車券類販売は地デジ移行以前ということが伺えます(wikipedia日本語版によれば2011年5月に委託終了と記載があります)。
代行バスの乗り場は駅前ではなく、少し離れた道道284号沿いにあります。
これがバスのりばの道路です。
代行バスのりばはジェイ・アール北海道バス(日勝線・上野深-浦河-様似)の荻伏バス停と同じ場所に設けられています。このバス停のジェイ・アール北海道バス日勝線は上り上野深行が平日4本(怒・休日は15時55分の1本のみ)、浦河方面行きが5本(土休日は2本)の設定になっていました。