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　横浜線の中でも比較的存在が地味な駅ですが、駅前から伸びる大口通商店街は規模・賑わいともにいい味を出していて沿線でも随一です。
　2022年3月訪問時の様子です　

　こちらは西口。当駅にとってはメインエントランスと言える側にあり、駅前には立派なロータリーが形成され、タクシーが客待ちをしています。西口（↑の画像）には指定席券売機が設置されています。画像左側の巨木は・・・

　面白い育ち方をしていて駅の敷地からセリ出るように根を張っています。


　西口広場のロータリーにはなぜか椰子の木が生えています。このヤシの木はずいぶん昔からあり、どういう経緯で植樹されたのかはわかりませんが当駅のシンボルとして象徴的な存在のようです。


　西口改札口の様子です。建物が古いからなのか、急ごしらえの柱が目立ちます。


　当駅の運賃表です。横浜駅、新横浜駅まではいずれも160円となっています。


　改札を抜けた先の自動精算機です。「東急線・東京メトロ線のきっぷで乗越し精算は窓口で」と案内が出ていますが、これは隣の菊名駅に東急線との中間改札が設置される以前の名残りのようで、現在は東急や東京メトロのきっぷでそのまま当駅までやってくることはあまり考えられません（現在東急～JRでラッチ内連絡ができる駅はありません）。


　当駅は西口とは別個に東口があります。


　地下や橋上駅舎でもないのに線路の両側に出入口が別個の建物で設けられている事例は珍しく、横浜線では当駅の他には新横浜駅ぐらいなもので、近隣に視野を広げても井野駅ぐらいでしょうか。。。


　東口の前にはかつてはユニー大口店がありましたが、その跡地にはユニーの関東エリアを統括する事務所が入居しているビルが建っています。駅前広場に面してユニー系列のピアゴが出店していて、大口駅東口におけるユニーのDNAは健在です。


　東口の改札口の様子です。西口同様、有人1通路（係員は配置されていません）と自動改札口が3通路分設けられています。この改札口、よく見ると幅広通路がなく、車椅子の通行が出来るのか少し心配になります。


　構内通り抜けには入場券が必要である旨の案内です。このポスターには触れられていませんが交通系ICカードの入場券利用もできるようになっています。とはいえ当駅の場合は近い場所にある入江踏切を通れば楽に行き来できます。


　当駅の東口は跨線橋から駅舎まで少し離れていて、このような通路を通ります。駅舎側から見て跨線橋までは微妙な上り勾配があります。


　構内は複線上の1面2線。普通列車のみが停車し、快速電車は通過します。


　ホーム上の菊名方には駅事務室が設けられています。といってもここに係員の配置なないようですが、、、


　ホームの菊名方先端部です。ここから260メートル先で相鉄JR直通線が通る東海道貨物線が交差しています。東海道貨物線は騒音防止のために壁に囲われていてなんだかよくわかりませんが、ここでの乗り換えができるようになるととても便利になるでしょうねぇ。

　2004年8月訪問時の様子です　

　2004年撮影の駅名標です。電飾式で駅番号が付与される以前のタイプです。


　古い木造駅舎で、訪問時は駅頭に2001年制定の湘南新宿ラインの利便性をアピールする広告看板が掲示されていました。


　東口へは通路が少々長く、どことなく駅の歴史を物語っているように感じます。

　筆者は幼少時代、当駅東口側に親類が住んでいて、一人で列車に乗った初めての小旅行が中山から大口までででした。東口前にあったスーパーマーケット・ユニーの1階オープンスペースで祖母にフランクフルトを買って貰うのが楽しみでした。そのユニーも建物は健在でも営業はしていないようです（ユニーの事務所として使用している模様）。