九州旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部
大牟田駅JB27福岡県大牟田市不知火町一丁目24番
駅長所在の直営駅
🆋SUGOCA(福岡・佐賀・大分・熊本エリア)の駅
福岡最南端にある市の代表駅です。九州新幹線全通以前は特急列車が高頻度で停車していて賑わっていましたが、そういった需要は7キロほど離れた新大牟田駅が引き受けるようになり、当駅の特急列車は「発」が1本(平日ダイヤ朝に上り・博多行き1本のみ設定)、「着」の設定は消滅しています。
ちなみに当駅から新大牟田駅までは西鉄バスでおよそ20分。そこから博多駅までは新幹線でおよそ31分。当駅からの区間快速・快速列車で博多まで1時間20分程度と考えると新大牟田駅からの新幹線利用は快適で便利なのかも知れません。
※大牟田エリアから天神・博多駅までは高速バスは無く、福岡空港行きが毎時設定されています。空港へはこちらが便利かも知れません。天神へは当駅に隣接している西鉄電車が便利です。
炭鉱で栄えた大牟田市ですが、実は不況の真っ只中にあるそうで、北海道夕張市に次ぐ財政難の自治体なんだそうです。
駅の周囲は見事なまでのシャッター街なんだとかで。福岡県にありながら高速道路の最寄りインターが熊本県にあったり、天気は近接している佐賀県の予報をあてにしたりと福岡依存が低い場所でもあるそうです。
それでも一応大牟田市の中心駅として立派な改札口を持っています。以前は隣接している西鉄電車の改札業務も受託していましたが、現在は廃止されていて「大牟田駅連絡橋」を横断して西口へ回ってからの利用になります。
JR九州は平成30(2018)年春のダイヤ改定(改正ではない)で列車本数が激減し、当駅~荒尾間ではそれまで136本の設定があった列車が90本へ減らされています。それを補うように新大牟田駅からの新幹線がある他に↑のポスターでアピールしていますが乗り継ぎの利便性を強調しています。
券売機で購入可能な範囲を示した運賃表です。
改札内には地元のお祭りで用いられる大蛇が自動的に動くハイテクな大蛇があります。この他に1番線ホームの熊本寄りにも巨大な大蛇が保管されています。
また、三井鉱山の石炭採掘が盛んだった歴史があり、ホーム上にはこのようなオブジェが設置されています。
JR線的構内は複線上の2面3線です。
ところで当駅からの普通列車の殆どは1駅手前の銀水駅を始発としています。これは当駅の熊本方面ホームが1面しかないことによります。博多方面からやってきた快速列車は銀水駅に停車しないので熊本方面への乗り換え客は当駅で乗り換えることになります。普通列車を当駅始発としてしまうと構造上の都合で当駅で階段の昇り降りを強いられることになってしまいます。しかし普通列車が手前の銀水駅始発とすれば当駅では1番線で乗換えができとても便利♪この区間の列車が大牟田行きではなく銀水行となっている事情はこういうことで銀水駅折り返しのほうが都合がよいということだったんですな。
<当駅→荒尾駅間の踏切施設>隣の駅@JB鹿児島線
・(148k970m)当駅145.7km
・(149k421m)不知火町踏切
・(150k219m)片平一号踏切
・(150k433m)片平二号踏切
・(150k607m)片平三号踏切
・(151k339m)元船津踏切
・(151k683m)船津踏切
・(未確認)西原踏切
・(未確認)万田踏切
・(153k110m)荒木駅151.6km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:銀水駅JB263.2km
下り:荒尾駅JB284.1km
※訪問日:2018年8月2日