osashima
北海道旅客鉄道株式会社 旭川支社
筬島駅W62北海道中川郡音威子府村大字物満内小字筬島
宗谷北線運輸営業所管理の無人駅

 駅舎全景 
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 宗谷線ではお馴染みの貨物列車用車掌車両改造駅舎です。この車両はヨ3500という車種であった模様で、全国で1300両ほど製作されたようですが、貨物列車に車掌を配置することをやめて以来、余剰となって各地で老朽化した木造駅舎を撤去した後にこの車両が駅舎として活躍をしています。殆どが北海道内に点在しているものの、確認した限りで本州では八戸線陸中夏井駅としなの鉄道線平原駅にこの手の駅舎があります。

 駅舎、ホーム側 
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 駅舎を撤去した後、基礎部分に設置しているようですね。一応トイレ設備はありますが、ちょっと利用を躊躇してしまいます(当方、潔癖症。。。)。

 駅の外 
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 かつて構内で使われていた駅名標看板が駅前へ移設され、ここが駅であることを示す看板へ転用されています。雪に埋もれてもどうにか存在を主張しているのが凄い。

 駅前には筬島生活改善センターなる施設がありますが、厳冬期は豪雪のため中に入れないので、営業を行っていません。これでは一体なんのための「生活改善」なのかと思案してしまうほどに存在が謎ですが、「筬島生活改善センター」で検索をすると夏季に利用している人のブログを見つけることが出来ます。駅周辺には民家が数件ある程度。幹線道路からは離れている模様です。

 待合室の中 
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 2003年訪問時はストーブが設置され、無人駅なのに快適に列車待ちができました。利用者どころか近隣住民すら殆どいない中でこのようなサービスが有益なのかどうか微妙なところですが、、、

 「列車が定刻に来ない場合は名寄運行管理センターへお知らせください」と電話番号が書かれた紙が貼られていましたが、駅周辺には公衆電話設備は無い上に、2003年3月1日現在NTTドコモの携帯電話通話可能エリア圏外。生活を改善するとしたらまずはそこから着手か?

 ホーム 
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 構内は単線上の1面1線。かつて佐久駅との間に神路信号場がありましたが、1985年に廃止されています。この神路信号場はその昔、駅でした。佐久駅までの間に18キロも間があるのはかつて駅があった名残りということになります。

 2019年の様子 
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 列車内から撮影した当駅の様子です。待合室建物がリフォームされています。
<当駅→佐久駅間の踏切施設>
・(135k550m)当駅
135.6km
・(未確認)(詳細不明)踏切
・(136k545m)頓別坊線踏切
・(153k161m)第1佐久環状線踏切
・(153k620m)佐久駅
153.6km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
隣の駅@宗谷線
上り:音威子府駅W616.3km
下り:佐久駅W6318.0km

※訪問日:2003年3月1日