
北海道旅客鉄道株式会社 旭川支社
比布駅W34北海道上川郡比布町西町二丁目
永山駅管理の無人駅
2005年訪問時の駅舎

ご覧ください。見事なまでのピンク駅舎でした。まさか駅名が「ぴ」で始まるから「ピンク色」にしているのではなかろうかと思って調べたら、「比布町特産のイチゴをモチーフにした」とのことでした。駅舎は2016年3月に新しい駅舎が竣工していてこのピンクの木造駅舎は撤去されています。

「スキーといちごの比布町」という看板が掲げられています。訪問時は喫茶店PePeが営業していましたが、現在は閉店しています。

ほら、名産がゆるキャラ化していますよ。

周辺の観光案内図です。

これは街区の区分けがわかる案内地図です。駅の隣に気になる名称のトイレが…

それがこれ。「駅前いちごトイレ」という奇妙な名称でしたが、新駅舎竣工と同時に撤去されて現在は駅前広場拡張の足しになっているようです。

かつて営業をしていた喫茶店があります。喫茶店は乗車券販売の受託もしていたようです。

待合室の一角には生け花スペースがあり、訪問したときには「心」の額縁が掲出されていました。
旧駅舎時代の構内の様子

ホームは砂利敷きという北海道らしい光景。

駅名が印象的なので、一度見たら忘れません。1980年代には当駅で「ピップエレキバン」のテレビコマーシャルの撮影が行われて一躍有名になったこともありました。

といってもピップエレキバンと当駅は名称以外でこれといって関連性は無く、スキーシーズンになると道具を担いで列車でやってくる少年少女が多い駅となっています(駅から数分のバス停からはバスが接続しています)。

やはりピンクの駅舎は目立ちますなぁ。
ホーム


当駅の構内は単線上の2面2線で、2番線がスルー化されているので、通過列車は上下に関わらず2番線を通過していきます。
当駅の列車本数はそれ程多くありませんが、それを補完するように道北バスが走っていて、当駅から徒歩10分程度先にある比布バス停を発着するバスを上手に利用すれば駅巡りも少しは効率的に回れます。


バス停の待合室が妙に豪華なのが凄いです。
ところで当駅の名称は以下の点で唯一となっています。
★頭文字が「°」が付く平仮名(半濁音)で始まる★頭文字と最後の文字がいずれも半濁音★半濁音と促音でのみ構成されている★ローマ字「P」で始まる★ローマ字表記で「P」がやたらと多い(5文字中3文字)

駅ナンバリングシール貼付以前の駅名標です。
2017年に行ってみました。

2016年に完成した新しい駅舎です。旧駅舎がピンクだっただけに妙にシックなデザインになっています。

駅の外はこんな感じで一応商店街っぽい風情ですが、実際に歩いてみるとシャッターが下りている商店が多くてがっかり。。。なお駅付近にコンビニはありません。

駅から数分の比布バス停は健在です。その隣は比布町役場です。

駅の外壁にはこのような古い様式の駅名標があります。

駅舎内は喫茶店になっていてパンなどを食べることができます。駅付近にコンビニなどがないことからとても貴重な存在です。

2019年9月まで販売されていたご当地入場券は当駅構内喫茶スペースの営業時間内のみの販売でした。

駅舎のホーム側はこんな感じ。

構内に変化はなく、ホーム上も砂利のままです。

しかし駅舎前付近から列車が停車する付近のみは舗装が施されています。

名所案内です。

構内は単線上の2面2線です。
<当駅→北比布駅間の踏切施設>隣の駅@宗谷線
・(17k100m)当駅
・(17k480m)東鷹栖比布線踏切
・(17k734m)比布町北3線踏切
・(18k156m)比布町8号踏切
・(18k832m)比布町9号踏切
・(19k663m)比布町北5線踏切
・(20k160m)北比布駅
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:南比布駅W33(閉駅)■2.4km→北永山駅W32■5.7km
下り:北比布駅W35(閉駅)■3.1km→蘭留駅W36■5.7km
※訪問日:2001年6月13日,2005年12月10日,2019年