東日本旅客鉄道株式会社 東北本部
陸前山王駅■宮城県多賀城市山王字千刈田7番地
多賀城駅管理の無人駅
🆋Suica(仙台エリア)の駅
世間的には地味な駅ですが、鉄道好きには貨物鉄道線が分岐する駅として派手な印象の駅だったりします。
駅前は僅かな商店と学校があるぐらいで、住宅街の駅という感じです。
駅前には送迎用駐車場があります。待ち合わせのときは便利ですね。
駅付近の周辺地図を見ると、意外なほどに利府町に近いことがわかります。利府支線の新利府駅までは歩いても30分程度で行けます。この近さを活用し、利府支線の運転本数との兼ね合いが悪い時間帯に楽天イーグルス利府球場へ行く場合の裏ルートとして当駅を活用することができます。ただし当駅にはタクシー常駐がありませんので、予め近隣(多賀城市内か利府町)のタクシー業者を検索し、仙台駅を出るくらいでタクシーを駅前に呼んでおく必要があります。利府駅からタクシーを利用するよりも少々お金はかかりますが、それでも相当の時間節約が可能です。
なお、この先の塩釜駅からも利府町は近いですが、仙台駅からの距離を考えると当駅でのタクシー乗り換えのほうが便利かも知れませんが、鉄道の運賃は当駅でも塩釜駅でも(利府駅でも)同額です。ただし塩釜駅の場合はタクシー常駐がありますので、確実に乗るなら塩釜駅のほうが便利かも知れません。1分1秒を争う場合は陸前山王でタクシーを呼ぶのが速いです。
【参考】
仙台~当駅 きっぷ240円、ICカード237円(利府・塩釜まででも同額)
仙台空港~当駅 きっぷ820円、ICカード821円(利府・塩釜まででも同額)
(仙台空港アクセス線の運賃はICのほうが1円高いという)
当駅は無人駅ながら改札機が簡易型ではありません。これは当駅が1998年から2005年まで東北総合サービスさんへ委託する形で営業用出札・改札要員が配置されていた名残りで、↑画像の改札機の左側にあるポスター掲示スペースが以前までは改札窓口でした。
そもそもこの手の自動改札機は乗車券類の種類や定期券情報などによりランプが点灯するわけですが、無人駅なら意味がありません。その点でもこの改札機が有人駅時代の名残りということが言えます。
当駅のもう一つの顔、それがこれです。JR貨物の運転扱いがあります。仙台臨海鉄道は当駅から海方向へ進み、仙石線と交差して仙台港へ至る路線です。その取り扱いのために係員さんは常駐していますが、彼らはJR東日本の運賃等収受にはノータッチです。
駅舎は小牛田・一ノ関方面の1番線ホームに接しています。仙台方面行き列車が発着する3番線ホームへは跨線橋を横断します。
構内は仙台臨港鉄道が分岐していることから、旅客用線路の他に多数の側線を抱えているので広々としています。
旅客向けへは2面3線。2番線は列車退避用となっています。普通列車のみが停車しします。
<当駅→国府多賀城駅間の踏切施設>隣の駅@東北線
・(362k500m)当駅362.2km
・(362k860m)八幡街道踏切※仙台臨海鉄道と共用
・(363k363m)高平踏切
・(363k633m)館脇踏切
・(364k271m)塩釜街道踏切
・(363k871m)国府多賀城駅363.5km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
<当駅→仙台港間の踏切施設>
・(0k000m)当駅0.0km
・(0k360m)八幡街道踏切※JR線と共用
・(0k497m付近)中央西幹線踏切
・(0k685m)高砂踏切
・(2k003m)第一八幡踏切
・(未確認)第二沼向踏切
・(未確認)第一北新田踏切
・(4k200m)仙台港駅4.2km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:岩切駅■2.3km
下り:国府多賀城駅■1.3km
※訪問日:2004年12月2日,2012年5月20日