samamai
北海道ちほく高原鉄道株式会社
様舞駅■北海道中川郡池田町字様舞
本別駅管理の無人駅
※平成18(2006)年4月20日で営業終了、閉駅しました

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 始発駅の池田を出て最初に到着する駅ですが、のっけから「駅めぐりすと」の心をワクワクさせてくれるすごい駅が登場です。列車を降りたときの駅周囲の殺風景さとホームの板張りに度肝を抜かれます…が、駅を降りると左手に意外と結構な集落が見えます(画像では確認できませんが)
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 ↑これ、詰所にしか見えませんが、実は待合室です。板張り全開でしたが、よく見ると窓枠がサッシ化され、その下はトタンで補強されていました。2人程度が入室したら満席になってしまう貧相な設備でも、冬場に吹雪に遭遇した時には頼りになったんでしょうね。
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 当駅はふるさと銀河線経営改善計画案で、年間の乗降者数が5名に満たないという理由で廃止されてしまうとのことでした、駅の存廃よりも路線の存廃の心配をしたほうが良いような状況になり、廃止にかかる費用を捻出させるくらいなら存続させた方がましという判断が効いて、路線廃止まで生き延びたようです。
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 プラットホームが板張りで、廃止が決定すればいつでも撤去はとても簡単なつくりになっています。こんな小さな駅にも待合室があり、暇つぶしのために駅ノートまで設置されていました。

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 当駅訪問時に乗った車両ですが、JRのキハ40に乗りました。このJR車両、ふるさと銀河線車両が帯広まで乗り入れているための車両使用料金清算のための相殺運用で足寄まで1往復運転されているものです。

 池田→足寄の早朝運用は「空気を運ぶようなもの(運転士さん談)」で、この運用は足寄から帯広方面への通学客を運ぶことで、その車両を送り込むのが目的なんだとかで。それでも足寄始発列車の利用者総数は二桁に乗るかどうかで、路線の存廃を本気で考えた方がいいレベルであることを実感させられました。

隣の駅@ふるさと銀河線(池北線)
上り:池田駅■5.7km
下り:高島駅■5.8km

※訪問日:2004年4月23日