西日本旅客鉄道株式会社 広島支社
三段峡駅■広島県山県郡戸河内町滝川
加計駅管理の無人駅
※平成15(2003)年11月30日で営業終了、閉駅しました
始発の横川駅から約60キロ、現役区間の3分の2以上の廃止区間の終着駅です。
雪の多さが標高の高さを如実に表わしています。コンクリート製の立派な駅舎です。
駅前周辺は観光客目当てのお土産屋さんや宿舎、食堂が出店していて意外と賑やかですが、当駅は三段峡ハイキングコースの最寄り駅であり、三段峡のメインスポット・三段滝・二段滝までは三段峡正面口からマイクロバスか、徒歩2時間なんだそうです。
構内には廃止区間ではおなじみの「のってよ!かべせん」の横断幕が所狭し(実際に狭い)と掲げてありました。
構内は駅舎に面してホームが1面。線路は側線があるっぽい空間が画像左側に見えますが、実際ここには線路はなく、どうやら撤去されてしまっている模様です。
終点の車止めの向こう側は山。戦前の計画では当駅から山陰方面へさらに延伸計画があったそうで、この先にトンネルを貫通させるはずだったそうです。加計~三段峡間の鉄建公団クオリティ区間はそんな思惑もあり作られたような区間と言えます。
駅前にはC11型蒸気機関車が静態保存されていて、可部線の存続を訴える横断幕の台座を兼ねたような恰好で鎮座されていましたが、必死の訴えもむなしくこの機関車は役割を終えたかのように当地から蟄居。現在ではJR山陽線天神川駅(広島の次の駅)近くのイオンモール府中広島の敷地内でお色直しの後に保存公開されています。
駅に設置されたノート↓
「しR・・・」ってなんだ?!
隣の駅@可部線
上り:戸河内駅■2.9km
下り:(終着駅)全長60.2km
※訪問日:2003年1月11日