北海道旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部
鹿ノ谷駅Y24北海道夕張市鹿の谷三丁目
新夕張駅管理の無人駅
※平成31(2019)年3月31日で営業終了、閉駅しました
平成28(2016)年7月に訪問したときの様子です。
夕張の住宅街(しかも高級)だったエリアの駅です。
建物の柱に貼付されている建物財産標によれば「昭和10年2月21日」と記されています。この頃は夕張鉄道が当駅を発着していて構内もさぞや賑やかだったようです。
駅前の様子です。画像左側の敷地は日本通運の営業所があった場所です。2007年までは立派な建物があったのですが、2016年に来てみると見事に立ち退いていて、「日通不動産管理地」の看板が建っていました。
少し歩くと鹿ノ谷郵便局が見え、道道38号線に出ます。
ここには北海道中央バスと夕鉄バスの2社がそれぞれバス停を設けています。
中央バスはJR夕張駅前のレースイリゾートと札幌駅前を結ぶ都市間高速バスを朝昼夕に1日3往復設定していて、鹿の谷駅前バス停からは8時55分、12時45分、15時45分に発車しています。このバスは単に札幌までの足としてだけでなく、途中経由地である栗山町へのアクセスにも使えるので意外と便利だったりします(SAPICA/Suica等交通系ICカード利用OK)。
夕鉄バスは…地元で土地勘がある人しかちょっとわかりにくいかなぁ。。。でも意外と本数があって清水沢方面へのアクセスに使えるかもしれませんね。
こんな感じで商店やらがチラホラある感じですが、コンビニはありません。
駅舎の中はこんな感じ。有人駅時代を偲ばせる窓口や荷物台が残っています。
2016年7月現在は1日5往復の列車が発着するだけとなっています。
当駅は無人駅ですが利用者の定期需要を掘り起こすべく、JR新夕張駅が清水沢駅近くのお店で定期券の委託販売を実施しているようです。鉄道は並行して走るバスに比べて本数は劣るものの運賃が割安で、しかも通学定期利用の場合はさらに安くなり家計に優しい公共交通機関と言う側面もあり、一定の利用者が存在していることをこの案内が現しています。
構内は単線上の1面1線ですが、周囲は明らかにかつて線路が敷いてあった痕跡がわかります。
画像右側にはホームの跡があります。画像後方に見える跨線橋は左右に長く、これは広い鉄道用地を横断するためのものかなと。
降雪期にきてみると・・・
夕張支線廃止間際の2019年1月下旬に来訪してみると、さすが「廃線間際」だけのことはあり、無秩序に駐車された鉄道マニアの自家用車(レンタカー含む)のおかげで駅舎全景を撮影することが出来ず、こんな苦しいアングルに。。。
※違法駐車はやめましょう
跨線橋から新夕張駅方を望んだアングルです。
訪問日は青空が綺麗で美しい風景が広がっていました。
平成13(2001)年7月に訪問したときの様子です。
平成13年に訪問したときの様子です。駅番号貼付前のものですが、冒頭の駅名標画像と同じモノを撮影しています。後方の街路灯があるのが印象的です。
駅舎は2016年撮影のものと殆ど変化はありません。
件の跨線橋から駅舎を望んだ図です。駅前に日本通運さんのトラック車両が停車しているのを確認できます。
当駅前にはこのような看板があり、鹿ノ谷エリアについて説明が書かれていました。
構内は単線上の1面1線ですが、その昔は当駅より栗山町を経て野幌へ至る夕張鉄道が発着していたんだそうで、その名残りで構内が広くなっているようです。
令和2(2020)年6月訪問時の様子です
2020年6月、路線廃止から1年以上が経過したときの様子です。建物はほぼ変化なく、かといって手入れがされているようでもなく、ただ年月だけが経過したといった印象でした。
駅舎の右側には路線現役時に不要となった部分の建物を減築させた痕跡がありました。この部分は駅事務室か倉庫の跡でしょうかねぇ。
ホームに立ち入ることはできませんでしたが、フェンスギリギリから見た構内の様子です。
横がダメなら上がある。。。跨線橋から構内を見た図です。線路は草が生えることなく、まるで現役の路線のような風景でした。
と言ってもこの角度から見ると線路が錆び付いていることがよくわかります。
駅舎を背にした街の様子です。
<当駅→夕張駅間の踏切施設>隣の駅@石勝線
・(14k760m)当駅14.8km
・(15k328m)ファッション踏切
・(15k858m)15番末広通り踏切
・(16k100m)夕張駅16.1km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:清水沢駅Y236.6km
下り:夕張駅K251.3km
※訪問日:2001年7月25日,2016円7月21日,2019年1月27日,2020年6月7日など