東海旅客鉄道株式会社 東海鉄道事業本部飯田支店
下島駅■長野県伊那市西春近小出島区
伊那市駅管理の無人駅
長野県に2つある下島駅の一つです。もう一つはアルピコ交通上高地線で松本市にあります。当駅は伊那市にあります。
令和5(2023)年1月訪問時の様子です
↑長野県道146号・南箕輪沢渡線に面して設けられている小さな無人駅です。駅前には郵便ポストと・・・
これは地元で組織されている伊那市有線放送農業協同組合の公衆電話サービスなんだそうです。この協同組合の事業内容が「有線放送電話事業」とあるため、有線テレビ放送事業(ケーブルテレビ)」とは微妙に異なるビジネスモデルのようです。
当ブログ筆者がケーブルテレビ事業者勤務のため気になるのでもう少し深堀すると、公衆電話サービスとしていなあいネットさんが展開している電話サービスを公衆電話として開放しているサービスがあるんだそうです。放送サービスもやっておられるようですが、いわゆるCS放送はサービスに含まれず、地上デジタルテレビ放送とAMラジオ放送の再送信と地域オリジナルの番組を流すチャンネルを放送しています。
で、この電話機は?同放送協同組合が展開している「いなあいネット公衆電話」なんだそうで、いなあいネット加入者宅に設置の電話とは違い、この公衆電話は加入組合員さんへの発信専用のようです。ここから加入者宅であれば無料で発信することが出来るそうです。
県道146号は国道153号の旧道として現在も伊那街道を名乗っています。
駅舎はありませんが、ホーム上には待合室があります。
扉はありませんが立派な待合室で、悪天候時はとても便利です。
この建物は昭和3(1928)年12月に竣工したと建物資産標に記されています。wikipedia日本版によればもともとは現在地よりも400メートルほど伊那市駅寄りにあった当駅は昭和7(1932)年頃に現在地へ移転しているとされていますが、この資産標はその4年前に竣工しているとあります。資産標が誤記(資産標は何かの記録や台帳をもとにJR東海が作成しているようです)なのか、それとも旧所在地にあった建物を移築しているのか。。。
運賃表と時刻表です。当駅は早朝の下り快速・岡谷行(2201M・駒ケ根5:12発)の1本以外の全列車が停車します。
単線上の1面1線となっています。当駅から隣の伊那市駅間は3.5kmで、飯田駅より先の飯田線内では2番目に長い距離となっています。
<当駅→伊那市駅間の踏切施設>隣の駅@CD飯田線(伊那電気鉄道)
・(174k780m)当駅174.5km
・(174k042m)琴沢踏切
・(175k253m)戸沢踏切
・(175k617m)下島第二踏切
・(175k887m)下島第三踏切
・(176k164m)上島踏切
・(176k480m)お寺踏切
・(176k611m)小黒南踏切
・(176k656m)小黒北踏切
・(176k909m)中村踏切
・(177k240m)変電所前踏切
・(177k529m)オリンパス踏切
・(177k771m)春日町第一踏切
・(178k026m)春日町第二踏切
・(178k239m)東町踏切
・(178k300m)伊那市駅178.0km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:沢渡駅■1.1km
下り:伊那市駅■3.5km
※訪問日:2023年1月2日
※アルピコ交通上高地線の下島駅はこちら↓