北海道旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部
占冠駅K21北海道勇払郡占冠村字中央
新夕張駅管理の簡易委託駅
街の中心部から外れた場所に設けられている駅です。
もともと石勝線の新夕張駅から新得駅までは出来るだけ直線で山々を貫いて作られているため、わざわざ占冠村の中心部に駅を設けることはせず、少し離れたところに設置しました。なので当駅から街の中心部まではクルマで約5分、歩いても約20分程度かかります。
なので駅前には物産館ぐらいしかありません。
駅前からは日高町営バスと占冠村営バスが発着しています。日高町の中心部や南富良野町からバスと鉄道を乗り継いで札幌方面や新千歳空港へ行く場合、当駅がとても便利だったりします。
日高町営バスは駅前ロータリーまで進入しますが、当駅前が終着ではない占冠村営バスは駅前を走る富良野国道沿いにバス停が設けられています。この村営バスを使うと新得駅を経由することなく富良野駅や幾寅駅までアクセスすることが出来ます。
特急停車駅だけのことはありそこそこ広々とした待合室ですが、切電のためなのか待合室内の照明は落とされていて薄暗かったです。JR北海道さんは財政が厳しいのでこういう細かい切電がとても大雪なのはわかりますが…。
当駅は停車列車全てが特急列車です。当駅から利用する場合で新夕張駅から新得駅までの間までで降車する場合(逆も可)は自由席特急料金は不要です。
当駅ではJR北海道わがまちご当地入場券が発売されています。発売は当駅窓口のみで、窓口営業時間に購入が出来ます。7時35分から15時25分までで、12時45分から13時45分までは昼休憩のため販売はしていません。また、土日は15時までの営業となっていますのでご注意ください。
駅構内は長大編成の交換も行えるために長いホームが設置されています。
構内は単線上の2面3線。3番線ホームは貨物列車などが進入するようです。
平成13(2001)年訪問時の様子です
駅番号制定以前の駅名標です。
こちらは1994年に撮影した当駅駅名標です。隣駅表示が新夕張駅ではなく2004年に廃止になった楓駅になっています。
新夕張駅から34.3キロぶりの駅です。これ、最長かと思いきや上には上がいて、JR最長駅間は石北本線の上川駅~白滝駅間の37.3キロなんだそうです。当駅~新夕張間の34.3キロも充分長いですが…どれだけ長いかというと東急東横線の渋谷駅→横浜駅間が24.2キロ、渋谷駅→元町・中華街駅間でも28.3キロなのでそれよりも長いのです。それほどまでに長いこの区間に行き違い設備(信号場)が4箇所しかないのもすごい。
当駅は隣のトマム駅と並び、新幹線駅以外で特急しか停車しない奇特な駅です。新夕張駅~新得駅間は特急列車以外の運行が行われていないので当駅に掲げられている出発時刻表は特急列車のみ。
当駅からはバス路線があります。ひとつは日高町までの町営バス。もうひとつは富良野駅とトマム駅、落合駅経由幾寅間を結ぶ(2往復・日曜運休)の占冠村営バス。落合経由の幾寅行きはかなり面白く、白ナンバーの村営バスを見るとどんな山道を走行するのか、ちょっとドキドキしてしまいます。
なお、当駅には委託の駅係員さんがいらっしゃいます。
過去3度の来訪の際に共通していたのは女性の方が窓口にいらっしゃり、駅窓口に設置されている思い出ノートを読むのを楽しみにしていらっしゃるらしいです。
<当駅→東占冠信号場間の踏切施設>隣の駅@石勝線
・(77k320m)当駅77.3km
・この区間に踏切はありません
・(81k310m)東占冠信号場81.3km
上り:清風山🚦10.0km→東オサワ🚦17.7km→オサワ🚦21.6km→楓🚦28.6km→新夕張駅K2034.3km
※訪問日:2001年7月25日,2004年3月12日,2007年3月12日,2017年10月23日など
JR北海道わがまちご当地入場券購入日:2017年10月23日(No.1651)
JR北海道北の大地の入場券購入日:2020年(No.????)