東日本旅客鉄道株式会社 東北本部
新白河駅■福島県西白河郡西郷村字道南東114番地
駅長所在の直営駅
新幹線も停車する白河エリアの交通の要衝です。駅の所在地は西白河郡西郷村ですが、駅設備の一部は白河市にも掛かっています。全国に数ある新幹線停車駅の中で「村」にある新幹線駅はここだけです。
駅前には松雄芭蕉の銅像が建立されています。
当駅の東口からは旧国鉄白棚線の代替バス路線が発着しています。旧白棚線は白河から水郡線の磐城棚倉駅を結んでいたローカル線ですが、代替バスはその線路跡にバス専用道路を敷設した国内BRT路線の元祖的存在です。
路線図を見るといくつかの専用道路を走行していることがわかります。
この路線バスはジェイアールバス関東により運営されていますが、途中の専用道路に「国鉄バス」の表記があったり、当駅のバス停ポールの注意書きには「車掌が乗っていません」と言う表記があったりと、マニアックな要素が満載だったりします。
当駅にはもう一つ、西口が設置されています。東口は「正面口」と呼ばれていますが、こちら西口は「高原口」とされています。といっても駅前が高原というわけではなく、こちら側からバスなどでアクセスできる場所に高原があるということのようです。
なお、西口側にはJRA日本中央競馬会の場外馬券場「WINS新白河」があります。大駐車場は週末になると入庫待ちの自動車が列を成し、駅からは競馬新聞を片手に歩くギャンブラーさんが列を成して歩くから驚きます。
当駅には新幹線も停車します。といっても停車するのは殆どが各駅に停車するか白石蔵王駅のみを通過する列車ですが、臨時運転の東京駅19時04分発で当駅に20時19分到着の仙台行き「やまびこ243号」は大宮駅を出ると宇都宮、当駅、福島、終点仙台に停車する異色な存在。これは当駅で後続の「はやぶさ」を追い抜かれたあと、その次の「はやぶさ」よりも先に仙台駅へ到着しなければならないことから、郡山駅を通過して時間を短縮させるという。。。運転日が少ないのが勿体無いところです。この他にも定期列車でも小山駅と那須塩原駅を通過して当駅からは各駅に停車するやまびこ号の設定が2本あります(上りも同様)。
通過列車が多い当駅の新幹線。日中は1時間に1本の割合で停車します。上り東京方面は11時台から17時台までは毎時51分に、下りは11時台から17時台までは毎時36分に発車すると覚えておくと便利です(それ以外の時間帯は様々な時分に発車します)。
改札口は1箇所に新幹線と在来線の個別改札口と新在乗り換え改札口が集中設置されています。
新幹線と在来線の乗り換え改札口は自動改札機がポツンと1通路だけ設けられています。
当駅を含む黒磯~矢吹間はSuicaエリアではありませんが、新幹線用のモバイルSuicaは通過できるので、そのためのアンテナが自動改札機に設置されています。なお、在来線用の改札口には自動改札はありません。
当駅は比較的東京に近いこともあり、様々なキャラクターがひしめいています。
白河観光物産協会のキャラクター「小峰シロ」です。
http://komine-shiro.com/
ゆるキャラというよりも「萌えキャラ」と言った方が正解かも知れませんが、某北海道育成アイドルに似ていると思ったのは私だけだろうか。
「ゴルフするなら、迷わず、しらかわ打(だ)!!」という駄洒落を持ち出して「ゴルフタウンしらかわ」をPRする幟が…ここにも小峰シロさんの姿が。。。スポーツ音痴と思われる某北海道育成アイドルよりも健康的な萌えキャラということが判明。
続いて白河市公認キャラクターの「しらかわん」。白河青年会議所が制定したゆるキャラで、個人的には可愛げがあって好きです。しかしなぜ白河で犬なのかと、なぜ眉毛があるのかは謎です。なかなかの人気者でLINEのスタンプが販売されていたりします。
在来線の構内は複線上の2面3線。2番線は列車退避や当駅始発列車に使用されます。構内の高原口側に数本の側線がありますが、本線の線路からは切り離されています。これは当駅から分岐していた三菱製紙白河工場への引込み線とも繋がっていて、1994年までこの貨物列車の取り扱いを行っていたときの名残りです。
隣の駅@東北線
上り:白坂駅■3.7km
下り:白河駅■4.2km
隣の駅@東北新幹線
上り:那須塩原駅■27.6km
下り:郡山駅■41.3km
※訪問日…2005年1月9日,2015年9月12日