東日本旅客鉄道株式会社 東北本部
白河駅■福島県白河市郭内222番地
新白河駅管理の業務委託駅(委託先:JR東日本東北総合サービス株式会社)
城下町として栄えた白河市の中心地にある駅で、1921年に改築された歴史感溢れる重厚な赤い瓦屋根の洋館様式木造駅舎です。
かつては機関区が置かれ優等列車も停車する拠点駅でしたが、東北新幹線が開業し、拠点機能が隣の新白河駅へ移ると普通列車と貨物列車が行き交うだけの静かな駅へ変貌。駅舎の老練さがその歴史の生き証人となっています。
駅の外はバスやタクシーが発着するロータリーとして整備されていて、その先の県道37号(白河羽鳥レイクライン)を横断するとローソンが出店しています。また麺類が発達している土地柄、ラーメン屋やそば屋が多く出店していて食べるものには困らない場所と言えます。
「白河」の由来が実はアイヌ語だったという説があるんだそうです。
駅前広場に面した場所に掲げてある看板。「締めたかシートベルト」って問いかけられると思わず確認したくなる感覚を刺激している趣ある標語ですな。
駅前のバス乗り場からは旧国鉄白棚線の代替バス乗り場が設けられています。
バス路線図を見る限り、鉄道どころかバス路線も新白河駅をメインにしていることがわかります。ルートインBCリーグ試合会場の一つ、白河グリーンスタジアムへは当駅からも新白河駅からも最寄り駅である白坂駅からもバス路線はありません。白坂駅から歩くか、新白河駅からタクシー利用をオススメします。
駅の出入口付近にはこの駅舎が竣工したときに貼付したと思われる電話番号標識が。。。市外局番どころか市内局番すら省略して4桁番号しか書かれていない時代のもので、かなりの骨董品と言えます。
建物内も竣工時の状態を色濃く残しているような構造。外光を採り入れる造りになっています。
当駅はSuica首都圏エリア(黒磯駅まで)と仙台エリア(矢吹駅まで)の挟間にあって、磐梯熱海駅のようなSuica一部対応駅でもないのでSuica等のICカード類での列車乗車は出来ません。列車乗車では使えませんが当駅構内の飲料自販機や駅前のローソンではチャージ額を使っての買い物は出来ますよ。
当駅を含む近隣の駅では乗車時の改札業務を省略していますが、、、
集札はしっかりしているので、入場はフリーパスですが出場時に「入場券は?」と尋ねられたときに140円の入場券料金を回収されるということなのでしょう。
※このブログを見ているよい子は悪いことを企んではいけませんよ。
駅業務の営業時間はこんな感じです。
ホームはご覧の通り島式状になっています。
頭上の「方面案内」には直通列車の設定が無い「宇都宮方面」の文字が…まぁあながち間違ってはいませんが。この看板の裏面は…
ご覧のような出口案内になっています。乗換の案内として「JRバス」が大きく書かれていますが、当駅を発着するJRバスは白棚線と白河市循環バス(中循環)のみで、それ以外の大多数の発着路線は福島交通さんによって運行されています。
ホーム上には駅舎と同じ様式の待合室があります。頭上の屋根といい、当駅の構造物は見ていてとても飽きません。
ホームからは電留線越しに白河のお城が見えます。
構内は旅客的には複線上の1面2線です。
<当駅→久田野駅間の踏切施設>隣の駅@東北線
・(188k240m)当駅188.2km
・(未確認)(詳細不明)踏切
・(未確認)(詳細不明)踏切
・(未確認)(詳細不明)踏切
・(191k545m)幹線踏切
・(192k920m)久田野駅192.2km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:新白河駅■2.8km
下り:久田野駅■4.7km
※訪問日:2017年12月30日