
東日本旅客鉄道株式会社 横浜支社
尻手駅JN02神奈川県川崎市幸区南幸町三丁目107番地
駅長所在の直営駅
🆋Suica(首都圏エリア)の駅・横浜市内の駅
令和2(2020)年3月訪問時の様子です

南武線の起点駅の次の駅で、支線分岐駅です。1927年に南武鉄道として川崎駅~登戸駅間が開業した時のオリジナルメンバー的な駅でもあります。駅舎は木造で、開業時から使われているようです。

駅は公道に面してはいるものの、駅前広場は少々独特。すぐ前にはコンビニが、周辺にはファミレスやネットカフェやパチンコ屋さん、スーパーマーケットなど様々な店舗が軒を連ねています。

そのパチンコ屋さんの名称はなんと「パチンコ南武線」。鉄道マニアの心をくすぐる名称ですな。

当駅の運賃表です。当駅から羽沢横浜国大駅までは220円で、計算は川崎→鶴見を経由するルートになりますが、実際に利用するには武蔵小杉駅へ出ることになります。

当駅では民鉄2社への連絡きっぷを発売しています。何らかの事情で当駅から京急線の京急川崎まで八丁畷駅乗り換えで向かう場合はどうぞご利用ください。

発車時刻表です。南武線は6両編成で輸送力が貧弱であることを8時台の運転本数で補っています。

ホームは高架の上に設けられています。

1番線の方面案内は「川崎行」とあります。以前訪問時の同じ看板とは内容が異なってますな。なおこの1番線は川崎行の他に7時台に1本のみ浜川崎行電車が使用します。

3番線ホームの向こう側にも線路が広がっていています。ここは貨物線となっています。


構内は2面3線です。

3番線ホームは行き止まり式になっていて、その脇には支線の0キロポストが建立されています。

1番線ホームの立川方には野立て型の駅名標が健在どころかデザインが駅番号入りにリニューアルされています。
以前訪問時の様子です

平成15(2003)年撮影の駅名標です。駅ナンバリング付与以前で、平仮名表記になっています。

川崎色が強い南武線にあって横浜市内に立地しているように見えますが、所在地は川崎市幸区にある駅です。「尻手」と言う地名は横浜市鶴見区にあり、当駅も隣の敷地から「尻手」を名乗っています。

当駅は単なる中間駅ではなく、南武線の通称「浜川崎支線」が分岐している他に、貨物専用の新鶴見信号場と鶴見駅をショートカットで結ぶ線路も当駅から分岐していて、立川と伊豆を結ぶ臨時特急も短絡線を走行するそうです。


南武線の本線系統的には2面2線。2番線ホームは「浜川崎支線」の3番線と隣り合っています。

その浜川崎支線は3番線に発着しています。

立川方面行き列車との乗り換えに便利な3番線です。ホームが設置されていない線路もあり、貨物列車はこちらを通過していきます。
ところで…

2002年の取材時に撮影した1番線ホームの案内板に「横浜・東京方面」とあるのはちょっといかがなものかと。
<当駅→矢向駅間の踏切施設>隣の駅@JN南武線
・(1k740m)当駅1.7km
・(2k093m)尻手第三踏切
・(2k191m)日枝踏切
・(2k346m)矢向第一踏切
・(2k606m)矢向第二踏切
・(2k660m)矢向駅2.6km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:川崎駅JN011.7km
下り:矢向駅JN030.9km
<当駅→八丁畷駅間の踏切施設>隣の駅@JN南武線(尻手支線)
・(0k000m)当駅0.0km
※この区間には踏切はありません
・(1k160m)八丁畷駅1.1km
上り:(始発駅)全長4.1km
支線:八丁畷駅JN511.1km
※訪問日:2002年1月4日,2020年3月27日
※南武線尻手短絡線の踏切一覧は新川崎駅のページに掲載しています