北海道旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部苫小牧地区
静内海水浴場駅■北海道日高郡新ひだか町静内真歌
静内駅管理の臨時駅
※1991年と1992年に臨時設置された駅です。
1991年と1992年の夏休み期間中の土日に臨時開設された駅でした。通算しても24日しか営業をしていなかったようです。
当駅があった新ひだか町真歌エリアはそれなりに住宅があり、生活感が適度に漂っています(といっても商店等は見当たりませんが)。このエリアは東静内エリアにあるといってもよい立地にあります。
ターゲットである駅跡には有勢内沢(うせないざわ)バス停が真横に設置されています。静内駅と浦河エリアを結ぶ道南バス路線が平日6往復(土休日は5往復)設定されています。
バス停から少し静内駅寄りに設けられているウセナイ浜踏切。これが当駅跡のすぐ脇にあり、場所特定の目印となっています。
国道側から海岸へ出るために設けられた踏切とみられますが、もはや当地に海水浴場機能は求めらていないようで、ニーズ低下により踏切横断者はほぼ居ないのでしょう。踏切の海側は整備がほとんど放置状態となっています。
ウセナイ浜踏切から様似方を見た図です。線路はここを列車が走行しなくなってから5年以上が経過し、雑草が生い茂ってきていました。
(↓当ページ冒頭画像です)
駅活動をしてのは↑画像の線路の左側とみられます。
臨時駅であり、また訪問時は駅運用終了から30年近くが経過していたこともあって、その痕跡は「まったく」ありません。当駅はホーム施設を設けず、列車が停止位置に到着すると空港で見られるようなタラップ(こんな感じのもの?)を車両ドアにドッキングさせ、乗客の乗降に供していたようです。
※臨時駅といっても張碓駅のような常設ホームがあったわけではなかったようです。
<当駅→東静内駅間の踏切施設>
・(86k440m付近)当駅
・(86k480m)ウセナイ浜踏切
・(87k759m)昆布浜線踏切
・(89k072m)八田牧場踏切
・(89k653m)自衛隊通り踏切
・(89K683m)自衛隊裏通り踏切
・(90k900m)東静内駅90.9km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
当駅は臨時駅の為、公式な営業キロ程設定は行われず、運賃は苫小牧方からは東静内駅まで、様似方からは静内駅までの運賃が適用されていたようです。そういう経緯から当駅はほぼ隣接していたウセナイ浜踏切の位置(苫小牧起点86k480k付近)から40メートル程静内駅に寄った位置の86k440mを当ブログは当駅のキロ程として認定しました。よって以下の駅距離の数字も当駅の位置が86.4kmを基準に算出しています。数字は公式のものではなく参考程度にご認識ください。
隣の駅@日高線