東日本旅客鉄道株式会社 横浜支社
相武台下駅■神奈川県相模原市南区新戸1940番地
橋本駅管理の無人駅
🆋Suica(首都圏エリア)の駅
「相模線いい味出している木造駅舎シリーズ」を構成しているうちのひとつでしたが、現在は2016年夏に完成した新駅舎に建て変わっていて、同時に無人駅となっています(後述)。
当駅は1931年の開業時は「座間新戸(ざましんど)」を名乗っていましたが、陸軍士官学校が移転してきた翌年に1938年に「陸士前」へ改称するものの、戦時中に「この駅名じゃ軍の施設であることがバレバレじゃね?」ということで現在の駅名へ変更となって現在に至っています。同様の事情で小田急電鉄の相武台前駅(改称前:士官学校前)や京浜急行電鉄の安針塚駅(改称前:軍需部前)も名称が変っています。なお「相武台」という名称は昭和天皇により名付けられたとのことで、「相模」と「武蔵」の台ということなのでしょうか。
そういう(陸軍士官学校の最寄り駅)事情で作られたからなのか、他の駅に比べ広めに作られていたように感じるのは気のせいでしょうか。
駅舎内には様々な注意書きポスターが目立ちます。
17時以降のご利用案内とともに、駅舎利用に対する注意書きが…これ、原当麻駅に掲出されていた注意書きと同じ様式…しかし駅舎内にオートバイを入れるってどうよ。。。
改札口は相模線では良く見られる有人ラッチの前後にICカード用簡易改札機が並んでいました。
ホームから見た駅前の様子です。電気店や商店が僅かに軒を連ねています。
駅舎からトイレは少々離れた場所に設置されています。
当駅は2016年に駅舎が取り壊され、新たにトイレと券売機事務室と、その間を覆う屋根で構成されたシンプルな建物に建て変わっています。
ご覧ください、この変わりよう。
「JR相武台下駅」の文字板の裏側には椅子が設けられています。
無人駅ですが、多機能型自動券売機が設置されていますが、自動改札機は無くICカード用簡易改札機のみが設置されていて、駅構内への入出場は実質的にフリーパスです。
駅は無人化されましたが、相模線沿線の無人駅は橋本駅か茅ヶ崎駅で集中管理されていて、インターフォンでいつでも通話が可能な状態になっていたり、デジタルサイネージで時刻表や次列車案内が見やすく整っていたりしていて、意外と不便は感じません。強いて問題があるとすれば相模線に限らず無人駅から乗車して当駅のような無人駅で降車する場合も当駅は扉つきの自動改札機が無いのでフリーパスであること。。。列車乗務員は運転やドア開閉などの安全業務に全集中していて、運賃収受には関与しません。
改札機スペースからはすぐに跨線橋に繋がっていて、階段を昇り降りして島式ホームへアクセスが必要。よって車椅子での乗り降りは難儀を極めます。
跨線橋を設ける以前は構内踏切があったようなつくりになっています。
ホームの脇には使われていないと思われる側線が敷かれています。
建て看板式の駅名標はいたずらされた形跡が色濃く残っていて、原当麻駅や当駅に掲出されていた注意書きの懸念があながち間違っていないことを示していますが、この駅名標は駅舎リニューアルの際に撤去されています。
どーせ建て看板式駅名表を作ってもすぐにイタズラされてしまうと考えたのだとしたら悲しいです。
構内は単線上の1面2線です。
<当駅→下溝駅間の踏切施設>隣の駅@相模線
・(20k580m)当駅20.6km
・(20k730m)相武台下第二踏切
・(20k887m)新戸踏切
・(22k572m)新磯踏切
・(23k205m)下溝踏切
・(23k377m)中島第二踏切
・(23k460m)下溝駅23.5km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:入谷駅■1.7km
下り:下溝駅■2.9km
※訪問日:2013年1月5日,2017年11月19日