
東急電鉄株式会社 長津田管内
すずかけ台駅DT24東京都町田市南つくし野三丁目1番
長津田駅管理の直営駅
🆋PASMOの駅

緑色の屋根を持つ小ぢんまりとした住宅街の駅です。駅の遊休スペースを活用してコンビニエンスストアが入居していますが、これはグループ会社がフランチャイズ出店しているものです。

閑静な住宅街の中の駅で、駅舎の前には車両進入禁止の広場があります(取材時はクリスマスイルミネーション設営のために車両が入っていましたが)。

駅周辺には商店街は見当たらず、小ぢんまりとした印象。ちなみに商店街が無いのは少し離れた場所に幅が広い道路があり、その沿道にスーパーマーケットなどが並んでいて、あえて駅周囲にそういったものを設けない都市開発方針なのでしょう。

その駅前には神奈川中央交通による路線バス停があり、当駅から町田バスセンターをショートカットで結んでいます。

駅前にはこのような看板があり、駅周囲が商業ビルなどに囲まれていない事情が垣間見られます。

当駅の名称は「すずかけ台」といいますが、駅の周囲に「すずかけ台」という地名は存在していません。

駅がある場所は「南つくし野三丁目」で、周囲にも「つくし野」「小川」「南町田」といった地名しか見当たりません。これは東急お得意の「駅名キラキラネーム」で、地名や字名などにはとらわれずに地名をモダンにしてイメージを向上させる作戦が当駅にも用いられているということのようです。
ちなみに「すずかけ台」の由来は当駅の近隣にある東京工業大学が「東急の駅名には植物由来のものが多いので、当駅もそうしたほうが良い」とした提案を東急が受け入れたことによるそうで、計画段階での仮称名称は「南つくし野」だったんだそうです。

町田市にあることから、当駅の改札脇には町田市の広報紙が置いてあり、自由に持ち帰ることができます。

改札口は1か所です。以前は売店がありましたが、現在は飲料自販機が置いてあります。売店の代替としては自販機の他に駅舎内にコンビニエンスストアが出店しています。

券売機とローソンの位置関係はこんな感じ。

消費税改定後の運賃表です。当駅からの自社線最遠運賃は蒲田駅周辺までの340円。渋谷駅までは310円となっています。東急は金額式の回数券となっているため、渋谷までのつもりで回数券を購入すると、その回数券で渋谷の他に東急多摩川線は矢口渡駅、池上線は久が原駅と五反田駅、大井町線は大井町駅、目黒線は目黒駅まで利用ができます。

当駅から長津田駅乗り換えでJR線の成瀬駅・十日市場駅まで向かう場合は乗継割引が設定されています。

改札を抜けると地下風情の通路になっています。渋谷方面1番線ホーム行エレベータの設置位置はなんとかならなかったでしょうかねぇ。

地上からホームへの階段横幅は広めですが、エスカレータの設置はありません。

ホーム上には冷暖房完備の待合室があります。急行が停車しない当駅は稀に停車列車が来るまで時間が開くことがあり、そんなときにはこの待合室がとても重宝します。なんせ長津田~中央林間間は列車設定が間引かれていますので。。。

とはいえ日中で最大で開いても9分程度なんですけどね。2019年10月より準急が停車するようになり、そのぶんは実質的な増発となっています。

取材時はホーム上でホームドア設置工事の真っ最中。ドア躯体は設営済みでしたが、運用開始前であったため警戒係員が物々しく監視活動をしていました。

列車が停車していない状態でのホームドアが全開状態を見ることは中々できません。

この貼り紙によればホームドア設置工事は2020年3月まで行われるようです。

ホームの中央林間駅寄りの外から見た図です。

1番線ホームの中央林間駅寄りには東急の関連会社が運営をしている駐輪場があります。この駐輪場から直接1番線ホームへ出入りができる扉があり、普段は施錠されているものの駅係員と対話ができるインターフォンが設置されているので、エレベータ設置以前までは車椅子などでの通行を想定しているのかもしれません。


構内は複線上の2面2線。各駅停車の他に準急電車も停車します。
平成15(2003)年1月の様子です

旧デザインの駅名標です。

2003年の様子ですが、駅舎建物は現在と同様で緑屋根とコンビニが備わっています。入居しているコンビニエンスストアはこの当時は東急系列企業とFC契約をしていたam/pmでしたが、2010年にローソン(こちらも東急系列企業とFC契約をしています)へ業態変更をしています。


この時のホームはタイルっぽいデザインでした。
隣の駅@DT田園都市線
上り:つくし野駅DT231.2km
下り:南町田グランベリーパーク駅DT251.2km
※訪問日:2003年1月25日,2019年11月29日など