
北海道旅客鉄道株式会社 釧路支社
大成駅K28北海道河西郡芽室町東芽室南2線
帯広駅管理の無人駅

仮乗降場を起源としている駅ですが、道内で数ある「元仮乗降場」の中でも利用者が多い部類に入る駅です。
当駅は元々ホーム上屋のみの小さな駅でしたが、駅のメインユーザーである地元の高校から「列車待ち時にスペースが小さすぎる」との指摘があったようで、ホームの延伸や拡張は難しいものの、駅前用地に構造物を構築することで対応が可能と判断し、芽室町が2011年11月に設置。「東めむろコミュニティスペース」と名付けられました。
コミュニティスペースと言っても何があるわけでもなく、中はこんな感じ。

降雨降雪、または強風が吹き荒れるときはこういうスペースはとてもありがたいでしょう。↑は帯広方面行き列車が発車した直後の様子ですが、その帯広行き列車が到着する直前は…

どこかの初詣かと思うほどの混雑ぶり。高校の下校時間に重なるとこんなに混雑することもあるのです。といってもこの数の利用者も2両のキハ40系気動車で捌き切れてしまうので、鉄道輸送力の凄まじさを実感&再認識。

一応駅設備ではなく町が設置した待合室ということになっているので、列車だけではなくコミュニティバスの待ち合わせ時にも利用してもらおうということになっています。

当駅から程近い道路から当駅を望みます。鬱蒼とした樹木に覆われているように見え、一見すると「なぜここに駅?」と思わせるロケーションに見えますが、この樹木の向こう側(右側)には前出の高校の他に新興住宅街があり、意外と発展しているエリアだったりします。ドコモショップも徒歩数分圏内にあるくらいですので。。。

当駅は1986年に臨時駅として設置されましたが、1987年のJR北海道発足時に正式な「駅」に昇格し現在に至っています。元々は近隣の北海道芽室高等学校の学生の利用を見込んでの臨時駅でした。当時は学生の乗降があるであろう朝夕にのみ列車が停車していましたが、現在では日中時間帯にも停車列車の設定があります。

停車列車が少ない当駅ですが、隣の芽室駅からは2.1キロと意外と近く、徒歩でのアクセスも比較的容易だったりします。

ホーム内にある乗降口看板…いかにも高校生らしい落書きというかイタズラというか…


構内は単線上の1面1線。普通列車のみが停車する駅ですが、その普通列車でも一部は通過する列車があります。
<当駅→西帯広駅間の踏切施設>隣の駅@根室線
・(171k000m)当駅168.6km
・(171k822m)西20号踏切
・(172k377m)西19号踏切
・(m)西18号踏切
・(173k484m)西17号踏切
・(174k039m)西16号踏切
・(175k148m)B団地踏切
・(175k705m)A団地踏切
・(175k822m)西19号踏切
・(175k890m)西帯広駅173.4km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:芽室駅K272.1km
下り:西帯広駅K294.8km
※訪問日:2017年6月7日