東日本旅客鉄道株式会社 八王子支社
高尾駅JC24東京都八王子市高尾町1201番地2号
駅長配置の直営駅
🆋Suica(首都圏エリア)の駅
見事な木造駅舎です。中央線快速電車の大半が折り返すメジャーな駅です。こちら北口駅舎は大正天皇の大葬列車・始発駅として新宿御苑に設置された仮設駅舎を移築して使用しているものです。ここ高尾エリアには大正天皇・皇后や昭和天皇・皇后が埋葬されている武蔵陵墓地があります。
仮設駅舎といっても造られた経緯が経緯なのでとても荘厳で、天井の作りも立派なものです。
立派と言えば当駅の出口付近に設置されている天狗のお面。この他にも2・3番線ホームの東京寄りにも天狗の像が設置されていて、当駅のシンボルとなっています。
改札口は京王線と共用。京王線の乗車券類もここでタッチしてJRの構内を通り南口にある中間改札を通過して京王線構内へ進みます。
自動券売機はJRと京王のものが並んでいます。左の券売機は京王線専用で、真ん中2機はJR仕様の券売機ですが京王の乗車券も購入できる共用券売機、右の黒い券売機と指定席券売機はJR線専用です。
こちら南口は京王仕様。京王系の商業施設が充実していて、買い物や食事ならこちら側が便利です。
何から何まで京王様式の看板類ですが、JRの自動改札機はJR仕様のものが設置されています。
スペースに余裕があるからなのか、こちら南口の券売機は多めに設置されています。JR仕様の券売機ではICカードのチャージが出来ないので、JR券売機に寄り添うように京王仕様のチャージ機が設置されています。
南口の改札内に設置されている自動精算機。乗り越しのついでに京王の乗車券を購入できないので、紙の乗車券や磁気定期券で乗り越しの場合は一旦当駅までの運賃をこの機械で精算し、改札を出て京王の乗車券を買いなおす必要があります。ICカードの場合はこの精算機でチャージして中間改札を通ることが出来ます。
南口には京王の改札が分離設置されていて、中間改札を通り抜けるにはJR・京王双方に有効な乗車券類が必要です。「掛員」という言い回しが京王っぽい。
当駅は北口と南口を結ぶ自由通路がありません。JR線を横断できる場所は結構離れている場所にあるので改札内を通り抜ければ便利なのですが、ここを通り抜けるには当然入場券が必要になります。そんなことから当駅では定期入場券というものがが発売されています。定期入場券は首都圏エリアでは当駅と東京駅でしか売っていないんだそうです。八王子市ではここに自由通路を設置することを進めていますが、すぐに設置できるものではないことから市内在住で65歳以上の方と障害者等手帳所持者に限り定期入場券の購入補助があるそうです。
そういうこともあり、JRの跨線橋には…
みどりの窓口の位置を示す看板を設置しています。南口には指定席を購入できる券売機や窓口が設置されていないところで、間違って南口で出場して再度北口へ向かう場合は制度上入場券が必要となれば、このような案内は必要と言うことなのでしょう。
※この看板は撤去されたとの情報がX(旧ツイッター)に掲載されていました
快速電車の多くが折り返すターミナル駅ではありますが、跨線橋の通路は意外と狭く、ラッシュ時間帯や大月方面からの列車が到着すると混雑します。
天狗の顔は2・3番線にも設置されています。実物を見ると結構迫力があります。
構内は複線上の2面4線で、1番線は車止めが設置された行き止まり式となっていて東京方面への折り返し列車で当駅始発列車が使います。それ以外はどちら方向へも出発できる配線となっています。
4番線は大月方面の列車が発着することが多いです。その脇に2本の側線がありますが、うち1本は下りの通過列車が走行する「通過線」となっています。
当駅には前述の通り京王線が乗り入れています。JR線は地平駅ですが、京王線は高架構造。京王は1面2線。番線番号はJRからの続番で5番線と6番線となっています。京王線で他社線のホーム番号から続番となっているのは当駅だけです。
ホームの待合室内に貼ってある「高尾駅通信」。列車待ちの暇つぶしに読むにはちょうどいい内容です。
<当駅→相模湖駅間の踏切施設>隣の駅@JC中央線
・(53k100m)当駅53.1km
・(53k980m)初沢踏切
・(53k980m)小名路踏切
・(54k672m)駒木野踏切
・(55k403m)新井踏切
・(56k092m)摺差第二踏切
・(62k570m)相模湖駅62.6km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:西八王子駅JC233.3km
下り:相模湖駅JC259.5km
※訪問日:2015年9月27日など