東日本旅客鉄道株式会社 盛岡支社
玉川駅■岩手県九戸郡洋野町種市第13地割7番3号
久慈駅管理の無人駅
畑と住宅に囲まれた小さな駅です。駅のすぐ脇には「釜通踏切」があります。当駅には列車接近時にアナウンスは流れませんが、この踏切が列車が近付くと鳴動するのでその代わりを担っています。
時刻表検索サイトで「玉川」と入力すると7駅がヒットしますが、正真正銘の「玉川駅」は当駅と大阪メトロ千日前線の玉川駅だけです。
駅前踏切から画像の視線方向へ1分程度で国道45号線へ、逆方向へ10分弱で海岸に到達します。2011年3月の東日本大震災時はさぞや大変だったのかと思いきや、揺れは凄かったそうですがこのあたりは高台なので津波は来なかったとの地元の人のお話です。
その国道45号線沿いにバス停があるとのことなので見に行きました。
バス停の名称も「玉川」というそうです。貼り紙に寄れば地元の洋野町による町営バスが平日のみ1日2往復運行しているようです。当バス停からは種市庁舎行きが9時16分と13時49分発、陸中中野駅行きが8時06分と12時48分発。これを列車の発車時刻と照らし合わせて参照すると。。。
種市駅(庁舎)行きのバスは9時台と13時台に設定されていて、列車は9時台に設定が無いことから列車の代替として活用するととても便利かも知れません。逆方向の陸中中野駅行きバスは8時台と12時台に設定があり、12時台に列車の設定が無いことから列車代用で利用すると便利です。上下1本ずつに列車設定時間に近接したバスのダイヤがあるのが勿体無いところです。
ちなみにこのバス停、なぜかJRバスの躯体を流用しているようです。これは2008年に廃止されたJRバス東北の八久線の名残りで、八久線は八戸駅~久慈駅を結ぶバス路線でしたがほぼJR線に並行していたこととで廃止されています。
駅舎は無く、ホーム上には八戸線内で多く見られる様式の待合室が設置されています。もはや八戸線タイプと呼んでもいいくらいに八戸線ではお馴染みなデザインですな。
中はこんな感じ。
各駅に設置されている運賃表とTohoku Emotion号通過予定時刻の掲出はもちろん当駅にもあります。
旧国鉄時代から活躍しているホーロー駅名看板と八戸線オリジナルデザインの駅名標です。
構内は単線上の1面1線となっています。
<当駅→宿戸駅間の踏切施設>隣の駅@八戸線
・(38k120m)当駅38.1km
・(38k158m)釜通踏切
・(39k103m)戸類家浜踏切
・(未確認)(詳細不明)踏切
・(39k909m)(詳細不明)踏切
・(39k980m)宿戸駅40.0km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:種市駅■3.9km
下り:宿戸駅■1.9km
※訪問日:2018年1月1日