
東日本旅客鉄道株式会社 長野支社
田沢駅■長野県安曇野市豊科田沢5148番地
松本駅管理の簡易委託駅(委託先:安曇野市役所商工観光部商工労政課)
🆋令和7(2025)年春以降、Suica(首都圏エリア)の駅

松本駅から8キロちょっと離れた安曇野市にある駅です。木造平屋造りの古い駅舎が活躍しています。

明治35(1902)年の篠ノ井線開業時からの建物のようです。平成24(2012)年にリニューアル工事が施工されています。

軒下には「60W」と書かれた札が貼付されています。この「W」はワットのこととみられます。

建物内部の様子です。JR的には無人駅扱いですが、窓口営業は地元・安曇野市による簡易委託営業が行われています。

窓口の横には安曇野市長による簡易委託宣言(利用者の皆様へ)とJR松本駅長による営業案内(お知らせ)が掲げられています。なお、当駅の無人駅化は昭和60(1985)年とのことです。

訪問時は窓口営業が行われていない時間帯であったため、窓口にはこのような案内が掲げられていました。

駅舎からホームへの出入口はこんな感じで、列車の運行状況を表示するデジタルサイネージがありとても便利です。その脇には乗車駅証明書の発行マシーンが設けられています。なお、Suica等の交通系ICカードは利用できません(令和7年に導入予定とのこと)。

運賃表です。松本駅・明科駅までは200円、位置的には松本駅より手前でも篠ノ井線にホームがないためいったん松本駅へ出てからのアクセスを強いられる大糸線・南松本駅までは240円となっています。県庁所在地・長野駅までは990円ですが、JR東日本が設定している信州往復きっぷを使用すれば往復1,500円で長野駅まで利用可能です。
しかし前述の「お知らせ」によると当駅では特別企画乗車券は発売していないとあったので、ご購入は事前に松本駅か明科駅、長野駅でどうぞ。
※信州往復きっぷを使って安く行きたい場合、当駅から200円を支払い松本駅か明科駅で出場し、信州往復きっぷを1,500円で購入すると、当駅~明科・松本間を別払いしてもオトクということになります。

駅の外の様子です。駅前広場があります。駅の周囲はそれほど賑わっていません。このあたりの賑わい場所は篠ノ井線に平行している国道19号を明科駅方向へ少し進んだ先に宅地が広がっている他、駅前の田沢交差点を直進し、田沢橋を横断した先のインターパークあづみ野に様々なお店が集中出店されています(徒歩約20分)。

駅前広場には地元事業者によるタクシー営業所があります。

当駅の窓口営業時間は午前中のみのようです。

時刻表です。朝7時台は3本と多めに設定がありますが、それ以外は1時間に1本程度の本数となっています。なお10時台の篠ノ井・長野方面行き普通列車は設定が無く、1時間半程度の空白時間があります。

駅舎とホームの位置関係です。後述の地下道を通りホームへ行き来します。

「白鳥の飛来地」へいざなう案内が出ています。タクシーで10分程度とのこと。

ホームから地下道へ向かう通路です。この通路はスロープ化されていますが、地下道の階段はそのままでバリアフリー化は先送りされているようです。地下道を解消させて構内踏切にすれば解決できるのでしょうけど、特急が高速で通過する篠ノ井線で構内踏切を新設させることを容認するかどうか。。。


構内は1面2線で、普通列車の他に快速も停車します。松本方は単線で、当駅~田沢間は複線となっています。
<当駅→明科駅間の踏切施設>隣の駅@篠ノ井線
・(22k120m)当駅21.6km
・(22k450m)峠踏切
・(未確認)中村踏切
・(未確認)瀬巾踏切
・(23k505m)第2川手街道踏切
・(27k827m)南村踏切
・(未確認)宮本踏切
・(未確認)尻無踏切
・(27k326m)薄梨踏切
・(27k827m)塔ノ原踏切
・(28k650m)明科駅28.2km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:平瀬信号場■4.1km→松本駅■8.3km
下り:明科駅■6.6km
※訪問日:2022年12月3日