北海道旅客鉄道株式会社 旭川支社
天幕駅■北海道上川郡上川町字天幕
上川駅管理の無人駅
※平成13(2001)年6月30日で営業終了、閉駅しました
推定年間乗降客数(平均ではありません)が10名程の超過疎駅でした。当駅から上白滝駅までの各駅に停車する列車は普通列車のみで上下1本づつ。列車だけでの日帰りはなかなか厳しい駅でした。
訪問時、周囲には3軒程度の人家があるようでしたが、当地区は1964年に入植者を迎えた比較的古い集落で、天幕と言う地名は人名が由来しているとのことです。
1929(昭和4)年の駅開設後は林業が発展し、駅近くに材木の工場もあったそうですが、林業の衰退とともに過疎化が進み、1976(昭和51)年に天幕小学校が廃校、1983(昭和58)年信号の自動化により駅係員無配置駅となりました。さらに2000年2月に交換設備を廃止となり、2001年2月から4月までの営業休止を経て、同年6月に廃止されました。駅舎は開業当時の建物を使用していました。
1929(昭和4)年の駅開設後は林業が発展し、駅近くに材木の工場もあったそうですが、林業の衰退とともに過疎化が進み、1976(昭和51)年に天幕小学校が廃校、1983(昭和58)年信号の自動化により駅係員無配置駅となりました。さらに2000年2月に交換設備を廃止となり、2001年2月から4月までの営業休止を経て、同年6月に廃止されました。駅舎は開業当時の建物を使用していました。
1日1往復でしかも上川・旭川方面へは1泊しなければ帰ってこれないダイヤでは利用者はいないと思われましたが、旭川農業高校の生徒が林業実習でこの駅を利用していたそうです。それを除くと全駅下車を目指したりしている(私を含めた)酔狂な旅行者だけだったようです。
私は当駅まで上川駅からタクシーで乗りつけて列車に乗りました。その際、列車乗車時に保線要員で列車に便乗していたJR北海道関係者さんに「天幕から乗客が乗ってきたのを見たのは初めてだ」と言われ度肝を抜かれました。
私は当駅まで上川駅からタクシーで乗りつけて列車に乗りました。その際、列車乗車時に保線要員で列車に便乗していたJR北海道関係者さんに「天幕から乗客が乗ってきたのを見たのは初めてだ」と言われ度肝を抜かれました。
構内は単線上の1面1線ですが、廃止前年の2000年までは行き違いが出来る設備を有していたそうで、廃止された現在も当駅跡地付近は分岐器があったような付近のレールが湾曲しているのがわかります。
現在は信号関係の設備を除いて駅舎やホームは撤去されているものの、当地に駅があったことを示す記念碑が建立されています。
<当駅→中越信号場間の踏切施設>隣の駅@石北線
・(50k510m)当駅50.5km
・この区間には踏切はありません。
・(57k150m)中越信号場57.2km
上り:上川駅A435.6km
※訪問日:2001年1月17日,2019年10月16日