
北海道旅客鉄道株式会社 旭川支社
天塩中川駅W78北海道中川郡中川町字中川
宗谷北線運輸営業所管理の無人駅
※冒頭駅名標は同伴者様がオチャメして邪魔した腕が写り込んでいます。腕が写り込んでいない画像の撮影をし忘れてしまったので、そのまま掲載します。悪しからずご了承くださいね。
2006年訪問時の駅舎

特急も停車する立派な無人駅です。1953(昭和28)年に完成した駅舎が現役で活躍しています。無人駅ですが特急停車駅の意地なのでしょうか、訪問当時は無人駅らしからぬサービスも行われていました。
駅舎の中

1984(昭和59)年まで職員が配置されていた名残りで、窓口や手荷物取り扱い台などがそのまま残されています。また、冬季にはストーブに火が入っていて快適な環境で列車待ちが出来ます。
駅舎内の貼紙に気になることが書かれています。

乗車券類の発売について、2つの販売窓口があるということが書かれていました。一つは駅前のJA北はるか農協、もう一つは隣接している天塩中川駅事務室。天塩中川駅事務室では乗車券類の販売端末(マルス等)は設置が無いようですが、数日前までに予約をすれば乗車当日に受け取れるというサービスが行われているようでした。前述のストーブのサービスといい、こういうサービスはうれしいですね。
駅前の様子

「ここ は明 るい あい さつ 通り」の看板が掲げられている駅前は数件の商店が軒を連ねています。

2006年に訪問したとき、あいさつ通りの看板の裏面には100周年を祝う看板になっていました。

駅に隣接して設置されている「天塩中川駅事務室」です。要するに保線基地ですな。ここの2階で乗車券類の予約販売に応じているようでした。前述の通りマルス端末などが設置されているわけではなく、予約が入ると近隣のマルス設置駅(音威子府?)で発券したものを定期社内便に乗せて運び、当駅での発売だったのでしょう。

そこへ隣接してトイレが設置されていました。
名所案内

徒歩15分で「ぽんぴら温泉」という温泉があるそうです。当駅は1922(大正11)年の開業時は「誉平(ぽんぴら)駅」として開業していて、その名称を名乗っている温泉ということになりますが、その温泉の絵が書かれていますが…

その絵を拡大したものです。これは女性?。
ホーム

構内は単線上の2面2線です。行き違いが無い場合は上下方向問わず駅舎に面した1番線を使用します。


特急も停車して、そこそこ利用者がいる駅です。
2001年訪問時の駅名標

隣の駅名が2001年6月30日で営業を終了した下中川駅となっています。

こちらは「しもなかがわ」の上に「うたない」のシールが貼付されているバージョンです。「さく」と「うたない」で同じフォントのシールを用意できなかったんでしょうかねぇ。
★2018年6月に訪問した時の様子です★

開業時からの木造駅舎を2014年にリノベーションしてきれいに生まれ変わった駅舎です。

「ここはあいさつ通り」と書かれていたアーチ看板、2018年訪問時には「歓迎 ふるさと中川町」に書き換えられています。そして注目の裏面は。。。

2006年は「祝 中川100周年」でしたが、さすがにそこから12年が経過したので「元気発進!なかがわ」にかわっています。
駅に隣接している天塩中川駅事務室棟は2018年6月時点で建材です。

しかし乗車券類販売は廃止されています(確認済み)。

その近くには天塩中川の台所的なスーパーマーケットがあります。SAIJO Qマート中川店は、、、

中川町×当駅のわがまちご当地入場券の販売を受託しています。お買い求めはレジまでどうぞ。元日を除く年中無休で9時から19時までの販売時間は宗谷線のセコマ以外販売所では長いです。

駅舎の中もきれいになっています。ストーブはファンヒーターへ変更されています。

ホームへの出入口頭上には運賃表と特急編成表が掲示されています(↑消費税8パーセント)。当駅には乗車券類の販売窓口や券売機はありませんが、特急停車駅であることもあり、新千歳空港駅と札幌駅から稚内駅までの主要駅の運賃が掲げられています。
なお当駅に限った話ではありませんが、JR北海道の特急列車指定席は「えきねっと」での予約・決済ができ、音威子府駅の営業時間に発車する列車であれば当駅からではなく音威子府駅のみどりの窓口で乗車前発券も可能です。

窓口方向を向いた図です。

旧事務室内は「交流プラザ」と名付けられ、このように集会スペースになっています。

交流プラザの概要が書かれた紙が貼られていました。

音威子府より北へ進むと列車の本数がとても少なくなっています。

2017年訪問時も名所案内は健在です。

この女性(と思われる)もしっかりと描かれています。

当駅がある中川町は当駅を中心に市街地が形成されていて、↑の図でいうところの誉大橋で天塩川を渡った付近に旭川市から稚内市を結ぶ国道40号があって、誉大橋を渡りきったところに「道の駅なかがわ」があります。

国道40号沿いはこのような風景が広がる北海道の国道ならではの道路です。

当駅から徒歩でおよそ20分で行くことができます。道の駅スタンプ収集の皆さん、十分徒歩圏ですよ。

ドライブの皆さん、単調な直線道路でしんどいところでの道の駅ですので、ここを通る長距離っぽいドライバーさんが背伸びがてら時間を潰している様子が多く見られました。


行き違いができる構造の当駅。旭川駅方にある構内踏切で2番線と行き来する構造になっています。

行き違いがない場合は上下問わずに1番線を使用します。
★2020年9月訪問時の様子★


構内の様子です。単線上の2面2線。1番線は上下どちら方向にも出発ができますが、2番線は上り(旭川方向)にのみ出発信号機が設置されていて、稚内方にはないので、上り列車にのみ使われます。

上り方の線路です。左側手前の線路は2番線からのもので、1番線の線路と合流する手前で側線に分岐しています。少し面白い配線になっています。

2番線は1番線よりも少々引っ込んだ位置にあるのがわかります。

消費税10パーセントの運賃表です。

道の駅なかがわには2020年ファイターズ中川町応援大使看板が鎮座しています。杉谷拳士と上原健太がほぼノーメイクで撮影したものが掲げられています。この看板は中川町の主要施設前に掲げられていて、いい記念撮影スポットになっています。

屋内の少々薄暗い場所にある等身大ポップ看板です。
隣の駅@宗谷線
上り:下中川駅(閉駅)3.9km→佐久駅W638.3km
下り:歌内駅W65(閉駅)8.4km→問寒別駅W668.3km
※訪問日:2001年6月8日,2006年1月28日,2018年6月2日,2020年9月23日
JR北海道わがまちご当地入場券購入日:2018年6月2日(No.2355)
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