
西日本旅客鉄道株式会社 近畿統括本部京都支社
東福寺駅D02京都府京都市東山区本町十二丁目224番地
宇治駅管理の業務委託駅(委託先:株式会社JR西日本交通サービス)
🆋ICOCAの駅・京都市内の駅

宅地の中にひっそりと設置されている乗換駅です。駅前の「本町通り」から少し奥まった場所に駅舎が設置されています。この駅舎は京阪電気鉄道が設置・管理しているもので、2003(平成15)年のJR改札設置以前はJR利用の旅客も京阪電車の改札を通り、さらにJRの改札も通過しなければならないと言う不便がありましたが、現在は解消されています。

ICOCAの相互販売などでなにかと仲良しである京阪電気鉄道とJR西日本。京阪の駅舎内にも「京都駅へはJRをご利用ください」と京阪作成の看板が出ているほどです。

JRの改札口は京阪改札から券売機脇を通り京阪電車を跨ぐ橋を通った先にあります。よってJRが設けた出入口はなく、改札口だけを設置したような格好になっています。

小ぢんまりとしてはいますがみどりの窓口も設置された立派な構造となっています。
京阪とJR西日本は三条、出町柳方面のアクセスに当駅の利用を推奨していて、2011年には京都方の2番線ホームに乗り換え専用改札を設置する力の入れようです。

この改札口は乗り換える場合すこぶる便利で、京都駅から来た奈良線から三条方面へ段差無しでササッと乗換えが出来ます。
一般的な乗換改札は鶴橋駅や菊名駅、市ヶ谷駅で見られる「1台の改札機で2社の入出場処理が行えます。ところが当駅のそれはJRあおば通駅⇔地下鉄仙台駅の乗換口と同様、それぞれの事業者の改札機が別々に設置してあります。
1台で両社の処理が出来る改札機はソフトウェア開発に費用がかかり、また新駅設置や運賃改定が行われるたびに莫大な費用がさらに発生すると言うオトナの事情があるそうで、前述の鶴橋駅や菊名駅のような通過人員が莫大な駅ならともかく、当駅のような「それ程でもない駅」ならこういう改札機並列での対処で十分ということなのでしょう。問題が起こるとすれば改札機と改札機の間に取り残されて身動きが取れなくなると言うゲームソフト・ボンバーマンにありがちなミスが起きたときでしょうか。
※この東福寺駅・あおば通駅に設置された形状の乗り換え改札を勝手に「ボンバーマン改札」と命名したのは私です
なお、現金や交通系ICカードを所持していれば仮にJRにのみ有効の乗車券しか所持していなくても改札機と改札機の間に券売機が設置されているので問題はありません(仙台駅⇔あおば通駅も同様)。

京阪電車にはJR改札口付近にも改札口が設置されています。

通路が細いため、意外と混雑します。

京都駅からそれ程離れていない住宅地に設置されているだけに手狭感は否めず、構内は少し湾曲しています。


奈良線にスカイブルーの103系が…首都圏では2006年に退役した103系で、しかもそれ程改造の手が加えられておらず、ドア脇の小窓がつぶされている以外はほぼ原形を留めている車両が2015年に関西圏ではバリバリの現役というから驚きました。

JR線的構内は複線上の2面2線。カーブした線路上にホームがあるので乗り降りの際は注意が必要です。京阪電車ののりかえに便利な駅なので改札口が近い木津寄り車両は混雑します。京都からやってくる電車の場合、三条、出町柳方面への乗り換えは最後尾車両だと乗り換え改札が近くて便利です。
<当駅→京都駅間の踏切施設>隣の駅@D奈良線
・(33k580m)当駅33.6km
・この区間には踏切はありません
・(34k740m)京都駅37.7km
上り:稲荷駅D031.8km
下り:京都駅D011.1km
※訪問日:2015年5月30日
結局バーが閉じてしまったため駅員を呼ぶしかありませんでした。
ボーっとしていた自分が大変恥ずかしい