北海道旅客鉄道株式会社 旭川支社
峠下駅■北海道留萌市大字留萌村字峠下
留萌駅管理の無人駅
※令和5(2023)年3月31日で営業終了、閉駅しました
空知と留萌を分ける峠の下にある駅です。沼田からも留萌からも適度に離れていて、さらに留萌と深川を結ぶ幹線道路(国道233号)からも離れています。そんなこともあって当駅の周囲は人口希薄地帯となっていて、列車がやってこないととても静かでした。
駅舎を背にした様子です。周囲には人家が点在していたらしいですが、ここ数年で離れてしまい文字通り無人地帯となっているようです。
そんな当駅ですが冬季降雪期には除雪作業担当係員さんが常駐することもあって、建物の傍らにBSアンテナが設置されていて驚きます。
駅舎内は有人駅時代の面影を残しています。
利用者は皆無かも知れませんが、これでも「駅」なので運賃表が掲げられています。
何のことかと思いきや、冬季はこの待合室内に除雪機が配置されるので、その取り扱いについて書かれているようです。
駅舎に隣接して妙に古い倉庫が…
「荷物保管庫」とあります。当駅で荷物の取り扱いがあったころの名残りなのでしょう。
構内を見渡すと、留萌方で分岐した側線が荷物保管庫の手前まで伸びています。構内の様子をしっかりと観察するなら断然降雪期以外に訪問することをオススメします。
JRマークを撤去すればいつでも映画のロケで使えそうな妙なフルさを醸し出しています。
構内は単線上の2面2線。深川駅からは28.3km、留萌駅からは21.8kmと適度に中間っぽい箇所にあることから、留萌線内では留萌駅と当駅にだけ行き違い交換設備が設けられています。
そんな当駅は留萌線の殆どの列車で行き違いが行われることから、上下線の列車を組み合わせての乗降がとても難しい駅だったりします。自分も留萌出身・鎌ケ谷在住の友人に送迎してもらっての訪問ですので。
<当駅→東幌糠駅間の踏切施設>隣の駅@留萌線
・(28k330m)当駅28.3km
・(28k592m)第10旭川留萌線踏切
・(29k433m)美沢踏切
・(未確認)勝手踏切
・(未確認)勝手踏切
・(未確認)勝手踏切
・(31k598m)新樽真布道路踏切
・(61k600m)東幌糠駅31.6km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:恵比島駅■7.6km
下り:東幌糠駅■3.3km→幌糠駅■6.2km
※訪問日:2016年8月12日など