西日本旅客鉄道株式会社 金沢支社
戸出駅■富山県高岡市戸出町二丁目4番1号
北陸広域鉄道部管理の簡易委託駅(委託先:JR戸出駅利用促進協議会)
古い木造駅舎が頑張る駅です。
出入口付近に貼付の建物財産標によれば明治30年5月竣工とあります。当駅は明治30(1897)年5月の中越鉄道(城端線の前身)福野駅延伸時にオープンしていて、建物はその頃からのものが大切に使われています。
建物で入り口軒下には計量器使用事業所の指定札が掲げられています。
駅前は家屋が立ち並び、周囲の学生が当駅のメインユーザさんとなっているようです。
建物内部の様子です。
窓口は手荷物扱い部分こそ掲示板で塞がれていますが、出札窓口は健在で、委託係員さんにより乗車券類が発売されています。
簡易委託駅ながら改札業務もあるようで、乗車券類の有効を確認して改札を通ることになっています。
駅舎内部では「ふれあい市場」というこの付近の特産品が販売されるイベントが実施されているようです。
建物には「戸出町物産品展示」の予告掲示板がありますが、訪問時は令和4年度JR戸出駅利用促進標語入選作品が発表されていました。
当駅からの運賃表です。新高岡駅までは190円、高岡駅までは210円となっていて、この表には出ていませんが富山駅までは高岡駅乗り換えATR線経由で570円、新高岡駅乗り換え新幹線経由で420円ですが、新幹線経由の場合は別途特急料金(自由席だと880円)が必要です。
列車の時刻表です。この表ではわかりませんが、城端線と新幹線の新高岡駅乗継はほぼ接続が悪いため、金沢へも富山へも高岡駅乗り換えATR線利用が便利です(各自調べてくださいね)。
ホームの様子です。2番のりばには木造の待合室が設けられています。
その待合室の中身はこちら↑
駅舎と2番のりばはこのように跨線橋での連絡となります。2番のりばホームは外部と直接行き来が出来る通路はありません。
駅舎のホーム側にはこのような城端線をアピールする看板が出ています。じょうはな線なので「フラワーライン」なんですな。ひょっとしたらこの看板は各駅ごとにあったのかも知れません。
明治時代からの古い駅舎の貫禄が柱のつくりからも感じられます(個人の感想です)。
構内は単線上の2面2線です。
2番のりばの花壇脇にはこのようなオブジェが・・・これの詳細をご存じな方はぜひコメント欄で教えてください。
<当駅→油田駅間の踏切施設>隣の駅@城端線
・(7k280m)当駅7.3km
・(7k390m)戸出中田往来踏切
・(m)出町井波往来踏切
・(8k463m)光明寺踏切
・(m)第1石丸踏切
・(m)第2石丸踏切
・(m)第3石丸踏切
・(10k149m)第4石丸踏切
・(10k514m)第6東野尻踏切
・(10k730m)油田駅10.7km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:林駅■2.7km
下り:油田駅■3.4km
※訪問日:2022年12月14日