北海道旅客鉄道株式会社 旭川支社
問寒別駅W66北海道天塩郡幌延町字問寒別
宗谷北線運輸営業所管理の無人駅
2020年5月訪問時の様子
幌延町問寒別地区の玄関口としての駅です。
幌延町には閉駅を含め10駅ありましたが、駅周辺に市街地を形成しているのは幌延駅と当駅ぐらいです。
御覧のように駅前には住宅があり、少し歩くと交差点付近に食堂やスーパー(Qマート問寒別店)、JAバンクや警察官駐在所、ガソリンスタンド、そして問寒別郵便局など生活には困らない程度に整っています。
現待合室駅舎の脇には旧駅舎の基礎土台が残っています。
建物内部には「YOUは何しに問寒別へ!」の文字が躍っています。糠南や下沼ほど寂れておらず、かといって幌延駅周辺ほど賑わってはいない問寒別ですが、生活の息吹が感じられ、人の温かさを感じられるちょうどいいサイズの市街地を列車がやってくる間に体感ができます。
時刻表と運賃表(消費税10パーセント対応)です。上下列車の発着時刻が近接しているので、上手に使えば効率よく乗り降りが可能です。10時台の稚内行で到着し、12時台の名寄行でのお帰りがお勧めです。
構内は単線上の1面1線。かつては対向式でもう1面ホームがあったようです。市街地を形成している駅ではありますが、停車列車は普通列車のみとなっています。名寄以北の宗谷線の中で、特急が停車しない無人駅では勇知駅に並ぶ賑わいを見せています。
2003年3月訪問時の様子
駅番号が貼付されていない駅名標です。
宗谷線ではお馴染みデザインの貨物列車用車掌車両改造駅舎です。さぞや寂しい街を想像してきてみると、意外と宅地が多く、近隣にはAコープ問寒別店(現西條Qマート)があり、食事情も悪くありません。停車駅を絞った普通列車が無視しない駅だけのことはあります。
元々は行き違いが可能な駅で、ポイント扱いのために係員が常駐していた有人駅だったそうです。その係員が常駐していた駅舎は取り壊され、その土台付近に車掌車駅舎が乗っかっています。
構内は単線上の1面1線。有人駅時代の名残りからか、ホームは広くとられています。
2019年の様子
列車内から見た待合室建物です。木材とみられる装飾が施されていてリフォームされています。
<当駅→糠南駅間の踏切施設>隣の駅@宗谷線
・(17k760m)当駅175.8km
・(未確認)(詳細不明)踏切
・(176k250m)問寒別停車場下国府踏切
・(177k990m)糠南駅178.0km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:歌内駅W65(閉駅)5.5km→天塩中川駅W6413.9km
下り:糠南駅W672.2km
※訪問日:2003年3月1日,2020年5月20日