北海道旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部
十三里信号場元K19北海道夕張市紅葉山15番地
新夕張駅管理の無人駅→信号場
※2016年3月25日で駅営業を終了し、翌日から信号場となりました。
駅前には国道274号が走り、国道を挟んで反対側にメロン直売店がある駅でした。駅の象徴ともいえる駅名が大きく書かれた建物は旅客向けの設備ではありません。
保線担当者さんのための休憩施設となっています。便宜的に建物に駅名を書いてアピールしているだけでした。
駅周辺にあるものといえば…
ご覧の通り、十三里地区名物?のメロン販売店。
「夕張わメロンの里:ダドー」というコギャルが送るラインメッセージのような謎の文言が書かれた看板。訪問したのが冬季(2015年12月)であったことから営業休止期間であったようで、店舗は寂しさが漂っています。6月から8月ぐらいに訪問すると活気溢れるメロンの特売が展開されているんでしょうね。
そのメロン販売店を背中にして道路を挟んだ場所から駅を望むとこんな感じでした。石勝線名物のスノーシェルターが跨線橋の目前に迫っているのがよくわかります。
駅前を走る国道274号線は道央と道東を結ぶ幹線道路なので交通量は多めです。道路横断時は左右に十分注意しましょう。
国道側の出入口は保線の自動車用なのか展開路のような敷地もありました。
石勝線の各駅は高速で列車が往来することから、各駅ともに跨線橋が設置されていました。貨物列車の行き違いも想定していることから南千歳駅方のポイント・スノーシェルターはかなり先に設置されています。
当駅には2番線側にも出入口がありました。こちら側には保線用建屋はありませんでした。階段を下りるとすぐに公道に出ました。
2番線側の小さな道路も一応石勝線と平行していて、滝ノ上駅へ向かう場合に雪が無ければ歩くのにちょうどいいルートとなっています。逆方向(新夕張方、↑の画像が向いている側)へ歩くと途中で行き止まりになってしまいます。新夕張駅方面への徒歩移動は国道の歩道を闊歩することをオススメします。
こちら側には地域の公民館があります。
公道側から見た2番線出入口はこんな感じでした。公道からホーム階段まではしっかりと除雪が施されていました。
石勝線の一部の駅にある跨線橋の付け根部分は待合いスペースを兼ねた造りになっていました。
扉を開けると簡便な椅子と除雪機が…その脇には。。。
なぬ?なぜ一酸化炭素中毒?!と思ったのですが、この待合室は除雪機が格納されていることから、その排気が待合室内に篭ってしまうと一酸化炭素中毒の原因になってしまうことがあるようです。
廃止を目前に控えた当駅最後の大晦日。きれいな青空が広がっていました。
当駅の列車本数は上下列車で差異がありました。また、この手の利用者が少ない駅としては珍しく同一時間(13時)に2本の上り列車が停車していました。停車列車は普通列車のみで特急列車は停車しませんが、一部の普通列車(上りは早朝と夜間の2本、下りは夜間の1本)は当駅を通過していました。
当駅掲示の運賃表です。これらの駅は当駅からの利用実績が比較的多かったのでしょうか。。。
画像の左側の奥には高速道路(道東道)が走っていて、都市間高速バスや物流トラックが多く行き交っています。お陰でシーンと静まり返るということは少ないです。
構内は単線上の2面2線。当駅廃止後も信号場として存置されていて、配線に変更はありません。
2001年1月訪問時の様子
駅番号制定(2007年)以前の駅名標です。駅番号シールが貼付されていません。
2001年1月の様子ですが、2015年12月の風情と基本的にはな~んにも変っていません。
メロンの産直販売所も同様。。。。
当時から駅の周囲にはメロン販売所以外の目立つものは無かったので、列車が到着しても利用客は殆ど居ませんでした。また、このときは当駅が廃止されるという切迫した状況ではなかったことから、鉄道マニア的利用者も訪問時間帯は私のみ。。。
「十三里(とみさと)」という駅名は石勝線の前身である夕張線の起点であった追分駅から13マイル(十三哩)…ということに由来しているそうです。当駅の所在地は紅葉山で隣の旧駅名と同じなので、それならいっそ距離をそのまま駅名にしてしまえという発想で名付けられたのかと。いろんな駅名を見て回りましたが、距離が由来な駅名はここぐらいでしょう。
上り:滝ノ上駅K18■4.4km
下り:新夕張駅K20■2.8km
※訪問日:2001年1月18日,2015年12月31日
メロンの産直販売所も同様。。。。
当時から駅の周囲にはメロン販売所以外の目立つものは無かったので、列車が到着しても利用客は殆ど居ませんでした。また、このときは当駅が廃止されるという切迫した状況ではなかったことから、鉄道マニア的利用者も訪問時間帯は私のみ。。。
「十三里(とみさと)」という駅名は石勝線の前身である夕張線の起点であった追分駅から13マイル(十三哩)…ということに由来しているそうです。当駅の所在地は紅葉山で隣の旧駅名と同じなので、それならいっそ距離をそのまま駅名にしてしまえという発想で名付けられたのかと。いろんな駅名を見て回りましたが、距離が由来な駅名はここぐらいでしょう。
<当信号場→新夕張駅間の踏切施設>隣の駅@石勝線
・(40k200m)当信号場
・(40k416m)小野通り踏切
・(42k950m)新夕張駅
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:滝ノ上駅K18■4.4km
下り:新夕張駅K20■2.8km
※訪問日:2001年1月18日,2015年12月31日