
北海道旅客鉄道株式会社 釧路支社
利別駅K35北海道中川郡池田町字利別西町
池田駅管理の無人駅
令和3(2021)年1月訪問時の様子です

池田町にありながら、帯広へのアクセスが良い立地であることから、宅地化が進んでいるエリアにある駅です。駅舎は1962(昭和47)年の駅移設(元の場所から幕別方へ600メートル動かした)に伴い設けられた立派な構造の建物です。
駅頭にある自販機はコカ・コーラ社製のものが1台だけありますが、1年ほど前まではキリン社製の白い自販機もあったようですが現在は撤去されています。

駅前は見事に区画整理されていて、整然と住宅が立ち並んでいます。こちら側だけを見たら旺盛な利用が見込めると思ってしまいますが、この道をまっすぐ10分ほど歩いた先には国道242号があり、その国道沿いにはイオン系列の大型スーパーマーケットなどが軒を連ねていて、鉄道周辺に商店街の類は見られません。逆に本来ロードサイドで展開してもよさそうな自動車販売店が鉄道にケンカを売るかのように駅前に出店していたり・・・。

建物内です。出札と手荷物の窓口跡が残っています。当駅がこの建物になったのは1962年11月で、駅係員が引き払って無人化されたのが1984年12月。有人時代より無人化されてからの方が長いです。

列車時刻表です。帯広~池田間は列車本数が意外と手厚く設定されていて、特に朝の帯広方面行きと午後の池田方面行きは利用しやすいダイヤになっているように見えます。

消費税10パーセントの運賃表です。帯広までは540円となっています。ほぼ並行している国道沿いの「利別33号」バス停から帯広駅前までのとかちバスは610円で、バスより安価で帯広へ出向くことができます。

待合室に掲示されている「お知らせ」。無人駅を前提とした案内となっており、無人駅化された1984年12月以降に掲示され始めたのかなと。

ホーム上の様子です。跨線橋はなく、構内踏切で1番線の線路を横断して駅舎~ホーム間を行き来します。

改札口は線路のすぐ脇にあり、列車走行時はかなりスリリング。

構内は単線上の1面2線です。
平成15(2003)年3月訪問時の様子です

2003年撮影の駅名標です。駅番号が付与される以前のものです。板面の錆び具合からして、このページの冒頭画像の駅名標(駅番号シール有り)と同じ板とみられます。

左右に広い平屋建ての駅舎建物となっています。

当駅は1984(昭和59)年に無人化され、現在に至っています。

駅舎からは構内踏切を横断し、ホームを切り欠いた階段を上がってホームへ至ります。

本線は特急列車が高速で通過していきますので、警報機が鳴動したら線路には立ち入らないようにしましょう。

構内は単線上の1面2線。普通列車のみが停車します。
<当駅→池田駅間の踏切施設>隣の駅@根室線
・(203k300m)当駅194.3km
・(204k066m)池田町東35号踏切
・(未確認)池田町南4線踏切
・(未確認)(詳細不明)踏切
・(206k760m)池田駅204.3km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:幕別駅K356.5km
下り:池田駅K363.5km
※訪問日:2003年3月2日