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北海道旅客鉄道株式会社 旭川支社
東雲駅A42北海道上川郡上川町字東雲
上川駅管理の無人駅
※2021年3月12日で営業終了、閉駅しました

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 「東雲」と書いて「とううん」と読む駅でした。東京臨海高速鉄道(りんかい線)と京都丹後鉄道(宮津線)にも同名の駅はありますが、りんかい線と宮津線は「しののめ」と読み、当駅は「とううん」と読みます。

 当駅は1960(昭和35)年に仮乗降場として設置されました。当駅が当駅よりも歴史が古い宮津線・東雲(しののめ)駅の存在を無視して「東雲(とううん)駅」を名乗ったのは、当駅が正式な駅ではない仮乗降場という体裁だったことによるようでした。

 1987年に当駅が正式な駅に昇格してから宮津線が3セク化されるまでの約3年間、JRグループ内に「東雲」を名乗る駅が2つあったことになりますが、
  • 北海道と兵庫県なので混同しないよ
  • 読み方違うし
  • 宮津線はぼちぼちJRから経営分離されるし
 ・・・ということもあって特段問題にはならなかった模様でした。

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 駅前には数件の住宅が点在していて、停車列車本数から推測するような秘境感はそれほどありませんでした。

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 当駅にはブロック積みの待合室がありましたが、老朽化により2013年に解体され、現在はこのように宗谷線糠南駅の専売特許と化していた物置型待合室が設置されていて、強風で倒されないよう地面に杭打ちで固定されていました。物置型待合室が後方の民家に馴染んでいたため、一見すると民家の物置に見えてしまいましたが、これでも立派な「駅の待合室」でした。

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 糠南駅の物置型待合室は「ヨド物置あぜくら」でしたが、当駅は株式会社田窪工業所製の「TYストックハウス」という製品が採用されていました。田窪工業所様のウェブサイトから調べると、当駅設置の物置は製品リニューアルされていて同一製品はラインアップされていませんが、後継の「Mr.トールマン」という商品がおよそ30万円程度で購入が可能なようです。

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 木製の椅子が設置されていて大切に使われていることがよくわかります。この待合室には照明器具は設置されていませんでした。

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 当駅前には警報器・遮断機が無い第4種踏切が設置されていて、国道39号からアクセスする場合はこの踏切を横断します。

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 この踏切、2021年3月26日に通過する列車から確認しましたが、横断ができないようロープで仕切られていました。ひょっとしたら駅閉鎖と同時に踏切除却された可能性があります。

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 駅の脇は私道になっています。駅見学目的で自動車にて乗り付ける方は近隣住宅の皆さんや私道に配慮しましょう。

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 ホーム上には時刻表と運賃表が設置されていました。通過列車が多い当駅でしたが、それでも5.5往復もの停車列車が設定されていました。午前は旭川駅方向に、午後は上川駅方向に手厚く停車列車が設定されていたことから、当麻駅や旭川駅方面への通勤・通学需要があったように推測ができます。

 JR北海道が公開している資料によれば当駅を発着する定期券の発売実績が2018年は1枚もないとされています。当駅の存廃について審議されても不思議ではない状況であるようです。
 →案の定、この定期券の利用者さんが定期券の購入をしなく(=ご卒業)なったと同時に廃止が決まりました。

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 旭川駅方向を見た図です。

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 構内は単線上の1面1線。普通列車のみが停車する駅でしたが、一部列車は普通列車であっても通過していました。

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 当駅から徒歩でおよそ20分。愛山渓ドライブインがありますが、訪問した時は残念ながら定休日でした。

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 この辺りは温泉が湧き出ているようです。

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 国道39号沿いにあって目立つこのドライブイン、よく見ると「ガンバレ!!ファイターズ」の文字が看板に踊っています。これだけ大きな看板に書いてあるということは相当なファイターズファンが経営されておられるのかなと推測でき、営業している日にお邪魔したい衝動に駆られます。

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 なんせ「GOGOファイターズラーメン」なるしょうゆ味ラーメンがあるんですから、入れ込み具合は相当なものなのでですが、2019年のチーム体たらくにかなり心を痛めていらっしゃることでしょう。

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 2021年3月の閉駅後、当駅を通過する列車から撮影した様子です。
<当駅→上川駅間の踏切施設>
・(40k400m)当駅
・(40k442m)東雲第2留安道路踏切
・(未確認)23線道路踏切
・(41k230m)東雲第2留安道路踏切
・(未確認)(詳細不明)踏切
・(未確認)(詳細不明)踏切
・(43k694m)33号線道路踏切
・(44k309m)34号線道路踏切
・(44k900m)上川駅
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
隣の駅@石北線
上り:安足間駅A42■2.4km
下り:上川駅A43■4.5km

※訪問日:2019年10月17日