東日本旅客鉄道株式会社 長野支社
豊科駅OitoLine34長野県安曇野市豊科4911番地3号
駅長所在の直営駅
🆋令和7年春以降、Suica(首都圏エリア)の駅
待合室増築によるリノベーション工事が施され平成19(2007)年に面目を一新している駅です。山小屋風のデザインで2004年訪問時の画像と比較すると画像右側の屋根に工夫が施されていて面白い構造になっています。
以前は天窓付近に電飾で「豊 科 駅」とあった駅名看板は出入口頭上へ移っています。
駅前広場の様子はこんな感じ。そのロータリーの中心には。。。
見事な裸像があります。
「空」と名付けられたブロンズ像は。。。
「空」というよりも「裸」です。ラジオ体操の歌で言うところの「喜びに胸を開き」状態ですな。
もうひとつ、「地」と名付けられた像は、、、
「地」というよりも「乳」もしくは「恥」と言った方がもはや適切な裸っぷりですが、頭を抱えて何か悩みでもあるのでしょうか?女性特有の月イチ(以下略)。
銅像といえば当駅には2004年に訪問したときにも確認した銅像がありますが、2017年訪問時も健在でした。それがこれ。
今や「ながら歩きを助長させる」と世間から冷たい視線を浴びてしまうこともある二宮金次郎さんの銅像です。これがなぜ当駅に???という疑問は後述していますのであわせてご覧ください。
ちなみに当駅のニノキン像が手にしている書物には何も書かれていなかったという衝撃的な事実が。。。
駅舎内はリニューアルされていてとてもさわやかなつくりになっています。2006年からは自動改札が設置されていますがSuica等のICカード乗車券類は使用することが出来ません。
令和4年12月訪問時の表示です。窓口営業時間は↑の通りです。
構内は単線上の1面2線。貨物の取り扱いがあった名残りから側線があったりします。
ところで駅前にあった裸像ですがホームの南小谷寄りにも鎮座しています。
駅前の銅像と同じ作者による裸婦立像です。これの作者さん(高田博厚さん)の作品は当駅から程近い安曇野市豊科近代美術館に多数展示されているそうですが、、、
これは何をしている図なのでしょうか???
後ろから見るとこんな感じ。。。
平成16(2004)年12月訪問時の様子です。
アルクマ襲来前の駅名標です。
とんがり屋根が印象的な駅ですが、遠目に見ると「豊科駅」の看板がある建物ととんがり屋根の建物が別々なものに見えなくもありませんが、これは同一の建物です。
当駅は豊科町の中心駅で、役場・警察署・消防署といった町の行政機関が集まっています。一応特急停車駅で、駅前にはタクシーも常駐しています。
構内は1面2線で、以前貨物も取り扱っていただけあって、側線が数多く残っていて敷地は広いです。
また、梓橋駅にもありましたが当駅にも地下道が設置されていて、安全に駅舎とホームの行き来ができます。
わざわざ「安曇野です」と書いているだけのことはあり、冬季の積雪量がこの駅付近から格段に増えます。
ところで当駅には学校でおなじみの二宮金次郎像が設置されています。
なぜに当駅に金次郎像?と考え調べたところ、当駅の駅長さんであった須沢佳正さんのこだわりによるものだそうです。
須沢さんは南安曇郡堀金村のご出身なんだとかで、よく当駅に遊びにきて金次郎像に触れていたとのこと。で、須澤さんが当駅の駅長に着任したのを機に石像の由来を調べたところ、像は戦時中に当時駅長だった五十嵐金次郎さんが、自分の名前を誇りに持って建立したものであると判明。
さらに調べると、豊科駅の他にも五十嵐金次郎さんが駅長を勤めた信濃川上駅@小海線、古間駅@旧信越線、岩村田駅@小海線の各駅に同様の金次郎像が建立されていることも判明。信濃川上駅ではホームに、古間駅では駅舎の前に、岩村田駅でも近くに住む元国鉄職員さんの家の庭で保管されているんだそうです。像について調べるうちに愛着を増した須沢駅長は2000年末に「目立つように、そして寒くないように」と奥様に編んでもらった赤いマフラーを像の首に巻き、おそろいのニット帽をかぶせて大切にしているとのこと。心温まる話ですなぁ。
余談ですが、当駅の近所にこんな屋号の飲み屋がありました。
さぞやヨーロッパサッカーが大好きな店主さんなんでしょうね。
上り:南豊科駅OitoLine351.0km
さぞやヨーロッパサッカーが大好きな店主さんなんでしょうね。
<当駅→柏矢町駅間の踏切施設>隣の駅@大糸線
・(11k380m)当駅11.4km
・(m)豊科槍ヶ岳線踏切
・(11k833m)保健所裏踏切
・(m)栗尾街道踏切
・(m)除沢踏切
・(m)細萱南踏切
・(13k494m)細萱北踏切
・(13k592m)保健所裏踏切
・(13k494m)下柏原北踏切
・(14k063m)牧田沢停車場線踏切
・(14k220m)柏矢町駅14.2km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:南豊科駅OitoLine351.0km
※訪問日:2004年12月31日,2017年3月26日,2022年12月15日