西日本旅客鉄道株式会社 米子支社木次鉄道部
八川駅Ｅ島根県仁多郡奥出雲町八川サキ田99番地
木次鉄道部管理の簡易委託駅
2006年12月訪問時の様子です。昭和時代を模した映画のロケに使えるような程よい古さが漂う木造駅舎の駅です。
古さは外観だけではなく、内部にも…一部ワンマンの乗車案内や告知ポスターを除いて、構造物は古いまま残されています。
簡易委託駅の当駅は地元の方により乗車券類の販売が行われています。
当駅の改札口は木製で、しかも可動式…どのように可動するのかというと、3辺の枠のうち、左右の部分が可動します。改札係員が改札業務を行うときはこれを「コ」の字型で固定し、ラッチとして使います。改札を行わない時間帯はこれを横へ直線状に固定し、ホームと待合室を遮断します。妙に機能的に作られていて感心をします。
訪問時、構内には古いデザインの駅名標が残っていました。
構内は単線上の1面1線ですが、行き違い設備の痕跡が残っていて、もう1面、ホームがあったことが派っきりとわかります。
木次線の出雲横田～備後落合間は運行本数が1日3往復（うち下り1本は木次早朝始発）につき、その中間駅である当駅への来訪は難関を極めるところですが、平行道路に路線バスがあり、これを列車と絡めて利用すれば意外と容易に当駅へ来ることができます。
