yamabe
北海道旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部岩見沢地区
山部駅T32北海道富良野市字山部
富良野駅管理の無人駅
※令和6(2024)年3月31日で営業終了、閉駅しました

 令和5(2023)年10月訪問時の様子です 
yanmabe_ekisya
 富良野~新得間の廃止が決定してから訪問した様子です。

yamabe_tonari
 駅舎に隣接している建屋、後述の平成28年訪問時は富良野タクシー株式会社山部営業所が入居していましたが、駅廃止を控えこの建屋がJR管理ではなくなるからなのか、賃貸借契約を更新しなかったとみられ、タクシー事業者さんは立ち退いています。

 平成28(2016)年8月訪問時の様子です 
yamabe_ekisya
 富良野駅から12キロちょっとで到着する駅です。1900(明治33)年に開業した駅で、現在は合併して富良野市の一部となっていますが、1966(昭和41)年までの山部町の中心駅として君臨していました。駅舎は1988年に建て替えられたもので、山小屋風なのは芦別岳の登山道最寄り駅だからなのかも知れません。

 ちなみに芦別岳の登山道へは当駅からクルマで5分程度。都合よく当駅に隣接してタクシーの営業所が設置されています。訪問時はシャッターが開いていましたが、この日は近隣の富良野市民球場でプロ野球が開催されたこともあって繁盛していたようです。

yamabe_soto
 山部エリアの中心地だけのことはあります。駅前を通る国道38号沿いには商店街が広がり、少し歩けばセイコーマートが出店しています。

yamabe_heiwa
 駅前の街路灯には「世界連邦平和都市宣言」と書かれた看板が掲げられていて、「北海道発祥地」として山部の地名が記されています。そこで「世界連邦宣言自治体全国協議会」のウェブサイトを検索して確認しましたが、北海道内でこの宣言に賛同をしている都市は倶知安町など10市町村ありますが、その中には富良野市は含まれて居ません。

 あれ?と思ったのですが、これは恐らく山部町として宣言をした後に富良野市と合併してしまい宣言が有耶無耶になってしまったのかなと。。。

yamabe_kaisatsu
 無人化された駅舎内です。窓口の跡が残っています。

yamabe_poster
 待合室に掲げられているこの毛筆の文字は一体何を表しているのだろうか。

yamabe_timetable
 ホームは方面別に割り振られているものの、通常2番線から発車する富良野方面行き列車のうち朝7時06分発の滝川行きのみ駅舎側の1番線を使います。

yamabe_soko
 ホームの1番線側には2つの古めかしい建物が…

yamabe_soko_zaisan
 木造の建物には「M44」の文字が…当駅は明治33年12月に信号場として設置されているので、この建物はその直後の明治44年に設置されたことがわかります。

yamabe_soko1
 その隣にはレンガ積みの倉庫が…
yamabe_soko2
 こちらには「倉庫1号」の標識が付いています。

yamabe_home1
 1番線ホーム側から駅舎を見ると、駅舎の隣のタクシー営業所がまるで駅設備かのように見えます。かつては駅設備だったものを地元のタクシー事業者さんへ貸していたのでしょうか。

yamabe_meisho
 当駅はやはり芦別岳が名所のようですが、歩いて20分程度の場所にはこんなスポットが…
yamabe_stadium
 富良野市民球場です。画像は平成28(2016)年8月に開催された北海道日本ハム対東京ヤクルト戦で打席に入るハ・ジェフン外野手と清水優心捕手の横(画像としては奥)を走る根室線普通列車です。これだけ近いとファールボールが飛んでいくと線路を越えてしまわないか心配になりますが、球場と線路の間には道路(球場敷地)があってファールボールはその道路に落ちることが多く、それほど心配には至りません。

yamabe_konai
 構内は単線上の2面2線。2番線へは構内踏切を横断します。
<当駅→下金山駅間の踏切施設>
・(69k680m)当駅
66.7km
・(69k956m)東木踏切
・(70k550m)富良野原野21線踏切
・(72k206m)富良野原野22線踏切
・(確認済み)富良野原野東1線踏切
・(確認済み)富良野原野東2線踏切
・(77k097m)西達布道路踏切
・(77k650m)下金山駅
74.7km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
隣の駅@根室線
上り:布部駅T315.8km
下り:下金山駅T338.0km

※訪問日:2016年8月13日,2023年10月7日